エースコンバット6はじめました

XBOX360エースコンバット6をはじめました。

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このシリーズPS2エースコンバットゼロしかやったことなくて「なんか単調だナー」と思っていた。それもそのはず、飛行機で空を飛ぶゲームなのに、ミッションを進めてレーダーなどの計器類の言いなりになって敵機を視界におさめてロックオンミサイルを撃つということだけを繰り返しているといつの間にかクリアしていて、シナリオムービーを見ながら空をクルクル回っていただけで、振り返ってみると映像的な記憶がほとんど無いんだ。

これはつまりフォルツァでサーキットの風景やクルマを見ずにコースガイドだけを見てプレイするとか、わかりにくい例えだけどカルドセプトでカードの絵や説明を読まないでオートブック編集からアドバイスカーソルの言いなりで全面クリアしたとか、多分俺のエースコンバット体験はそのレベル。

ただクリアを目指すのでなく、空のグランツーリスモとして飛行機を楽しむものじゃないのかなって思い直してXBOX360エースコンバット6をポチクリした。

そして届いてから2時間くらいずっとフライトしてどうにか1面をクリア。

そりゃそうだよな、ゲームとしては素人でもエースパイロットになった感覚だけ得られれば面白いのかも知れんけど、フライトシミュレータとしてはエースコンバットをクリアしたやつが飛行機に乗ってやっぱ操縦出来ませんでしたってなるよりも、現実に近い難しさを乗り越えた先に見えてくるもののほうが得難い体験だよな。

30分の戦闘で敵機を全て撃墜するってミッションなんだけど、時間切れを3回経験した。飛行機の操縦も難しいけど、PS2よりミサイルの追尾性能が下がって、ロックオンしていても角度が付いていると当たらない。ちゃんと敵の背後を取って浅い角度でロックオンしないと当たらない上に敵のAIが賢くてなかなか後ろを取らしてくれない。やっと敵をやっつけたと思ったらミサイルが弾切れになったところに敵の援軍が来て時間切れということも経験した。

しかも戦局はやたらと複雑だ。自分がエースでザコを蹴散らすって感じじゃなくて、味方も一緒に飛んでいて、敵味方を判別して自陣が攻撃目標にされている時に被害が大きくなる前に敵機を撃墜するというタイムリミットの説得力がちゃんとある。

まあ、実践と違うのは上手くなれば勝てるサイドに自分が必ず属しているということ。慣れれば特殊兵装の切り替えやレーダーの読み方などで、そこまで難しいわけでもない。しかし慣れる前は確実に面食らう。

休日に戦争参加体験がしたい、しかも楽勝より混戦が好みとか、もしかしてマゾいのかと自分で思ってしまうが、マゾい系のゲーマーにとっては楽しいゲームだ。

ロックオンミサイルでなく機銃で敵を落とした時の快感がたまらないんですよ。

時計のチクタクを聴きながらコーヒーを入れて羊羹を食う

昨日はフォルツァというレースゲームにハマって。

面白いんだけど、フラストレーション(鬱憤/ウップン)も溜まる。思うように行かないで、じゃあ上手く行ったら爽快なのかというとそうでもない。そうすると今日はゲーム何をしよっかなとなったときにフォルツァじゃ短い時間で満足できずに鬱憤を溜めて終わるかもだからギアーズオブウォーでマシンガンをぶっ放そうかと思ったけど。

なんか違う。

テレビを消して窓を少し開けて冷たい風が吹く部屋の中でホットコーヒーを淹れて小さな羊羹を食って「ほへーん」としていると、別に今日はゲームしなくて良いんじゃね?となった。

なんか以前は「何かしなくちゃ」といつも生き急いでいた。たとえゲームでも、しなくちゃと。そしてモノの考え方の根本にお金の問題が潜んでいた。ゲームをすることはお金にはならないと思うかもだけど、まず何でも良いからお金になる仕事をしてゲーセンで遊ぶか新しいゲームを買うかしなきゃって思ってた。ゲームが役立たないって思われるのが嫌で、お金が動いたら支出でも収入でも経済を動かしていることになるから社会に役立っているんだという考え方をして。でも、それはゲームを社会悪として排斥しようとする外圧からの自衛だったんだよな。その時はその時でその言い訳は必要だった。

いまはそれがない。

だから、遊ぶことは自由だけど、そうなって初めて無理に遊ぼうとしなくても良いんじゃねって思えるようになったんだ。せっかく買ったのに、みたいのも気にせずに。

フォルツァ2の面白さが分かってきたぞ!

XBOX360の本体を買った時おまけで付いてきたForza2の楽しさが今頃分かってきた。

フォルツァはイタリア語で「頑張れ!」てな感じらしい。何の変哲もないレースゲームという印象だが、一見ヒネリのない印象とは裏腹にドライブシミュレータとしての完成度は異様に高いらしい。縦列駐車や狭路でのすれ違いが苦手なゴールド免許の俺であるがレースゲームは得意を自負していたのにフォルツァ2では思うように勝てない。

おかしい。何でだ?と思っていると今までのレースゲームがデジタルの粗い分解能によってレースの全てがスイッチのオンオフに集約されていたのに対して、フォルツァ2ではハンドルもアクセルもブレーキもアナログで、動摩擦係数くらいしか登場しない簡単なゲーム物理ではなく複雑なシミュレーションで車が走っているので、車に詳しくないとどうして曲がりきれないのかが分からない。

そして、クルマのランクがあって、当初はしょぼいレースを何度もやって高い車に買い替える育てゲーなのかなと思っていたが、ライバルのクルマは自分の車と同じランクから選ばれるので、どちらかというとテクのいるレーシングカーより公道を走れるようなスポーツカーで戦うほうが俺の場合は腕が近くて良いことが分かってきた。

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今日ゲットしたアキュラインテグラ。カッコイイ!

俺の親父は車オタクで家業の文房具屋は継がなくていいけど、クルマ知識は継いでほしいようだ。余生はケーブルテレビでモータースポーツを楽しんでおられるので、俺も実車はともかくゲームオタならクルマゲームくらいは詳しくなっておこうかと。

まあ、ゲーム物理よりは複雑だけど速度が乗ってコーナーに入るとタイヤのグリップが効かないで慣性のまま車体が引っ張られてイメージ通りに動かないのは何となく分かって、ちゃんと曲がりきれる速度までブレーキを踏んでドリフトなど危ないことはせず、それで充分に首位を狙えることは分かってきた。

多少荒っぽくとも一度でもトップになると、相手の方が上手くてもぶつからずに抜くためには大回りを取って抜かないと行けないわけだから、最短距離のライン取りが正確だと多少の腕の差を吸収できるので、慎重に走れば1位をキープできる。

ゲームだし越せるようには出来ていると言ってしまうと身も蓋もないが、そんなもん。


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