リエッタの最高ハンデに勝利!

昨晩、就寝前に思い立ってプロムスデルのレベルアップステージに挑みました。

レベルアップステージはハンデがあるのでドレインマジックの効果が高く、ドレインマジック4枚は必須だと考えていたのですが、最序盤のドレインマジックはほぼ無駄打ちになることから中後半で打つことを想定したドレインマジック3枚理論で対戦用のブックを組んでおり、そのテストのためにハンデ戦をやってみるという。

序盤で敗色濃厚となりつつもあきらめずに丁寧に魔力の差を埋めようと続けているとリエッタがケマゾツにレベル5投資して必要魔力に達してから巻物での侵略が成功し、ドレインマジックが上手く刺さって追い抜いて逆転勝ち。領地レベルアップは目標魔力達成のために必要ではあるが裏目に出ることもあるという、わかりやすい展開でした。

もともとMTGの代替品としてはじめたカルドセプトなので比較記事を書こうかと何度も原稿を丸めたけど、MTGカルドセプトも両方知らない人に両方の説明から入るのは苦しい。「トレーディングカードゲーム」と「カードを使ったボードゲーム」って違いを伝えるのが目一杯。

そして俺の元々の交友関係はMTG関係のほうが広いので、ネットでたまたまブログを見つけてくれた人でなく、元々知ってるよって人に「今、ミヤザワはカルドセプトっての遊んでます」てのが伝われば用事としては十分。

ちかごろゲームを本気で考えすぎて

 「遊ぶ」ってこと忘れてないかと、ふと我に返りました。

たぶんね、遊びに夢中になるだけの心のゆとりが無いんですよ。それは自分にもそうだし、相手にもそう。「ゲームで強いなんてどうということがない」が一般論で将棋や野球が特別だった頃と比べて、デジタルゲームのスポーツ化に伴ってゲームに強いかもしれない人に対する警戒感や牽制が飛んできている気がするんですよね。

たとえばスーファミの「重装機兵ヴァルケン」のハイスコアで全国1位なんですとかいっても、「そんなの知らないよ」とか「暇なんだな」で済んだものが「カプエス2って格闘ゲームやってます」と言うと「じゃあ腕前見せろや、ストVやれや」みたいな感じになっちゃってる。直接言われたわけじゃないけど、そういう空気感は感じます。

そして、自分自身にも遊んでいるとは言い難い真剣な部分が無いわけではない。それとなく言われることと内心思っていることが近いので、責任感みたいのもある。

恐らくですけど、プロテニスプレーヤーでも誰かとテニスで遊ぶことはあるよ思うんですよ。全てのテニスに本気殺すムードではなくて。俺も大会とか出たこともあるけど、普段は遊び感覚でやってるし、プロ志向の人とやるでも相手も遊び感覚だから遊べるわけで、そこに野次馬がたかって「やれ」と言われたらお互い遊べなくなるし、どちらかというとそっとしておいて欲しいんじゃないかと。

そうするとブログなんかで格闘ゲームの話をするのは悪目立ちになるわけで、ライフワークとしてやっているからどこかに語り口や捌け口があるのは俺にとっては良いことだったけど、社会の中にそれを許さない人が現れ始めているのかなと。

なんか息苦しさとかやりづらさを感じるのは俺の気にしすぎなんですかね。家でひとりでコンピュータ戦で遊ぶことすら、始めることに抵抗感を感じる今日このごろです。

目標を決めないことで傷つかないように生きる

オリンピックで金メダルを取ったような人が本を書いて、普通の人がそれを読んで「自分にはとても出来ないな」と思ったり、やってみようとしていつの間にか忘れているとか、出来なかったことに傷つくってことがあると思うんだよね。

そこで大事なのって、たぶん多くの人が大きな目標なんて立てないでいるのは、そうすることで出来なかった自分に傷つくということがない、ある意味で賢い考え方をしているからなんだと思う。

子供の頃の夢を実現したとは俺は思っていなくて、ゲームが好きでゲームクリエイターになったけど会社のしがらみで思うように作れなかったとか、ゲームクリエイターになる前は建築や電化製品の開発職をしていて、そのときでも「いい仕事してるのに何が不満なの?」と聞かれると「ゲームクリエイターになりたかったんだよ」なんて返して「贅沢だなぁ」と言われたりしたもんだ。

「思考は具現化する」って本が売れて、望んで叶ったことは夢がかなって嬉しいけど望んでないことは実現しても叶ったという実感がない。「だから望め」って書き出しなんだけど、これはまるっきり反対だと思ったんだよね。

そんなわけで近頃は大きな夢を描くより、食事を買うのにスーパーに行ったらどら焼きやカステラを買ったり、雪の宿やピーナツチョコを買ったり、そういうことをしておくだけで何のイベントもない日々のコーヒーブレイクがちょっと楽しくなる。

そういう小さい幸せの積立貯金みたいなものが本当の平凡な幸せだと思って生きてます。


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