ゲームに於ける集中力「負けて怒って勝ち返す」では多分ダメ

昨日のカプエス2はかなり良い仕上がりではあったが、胃が辛くなってやめた。

「腸が煮えくり返る」というような表現があることから、怒りは胃腸を活発にして栄養の吸収を高めて燃焼を起こし、実際に集中力も上がっている感覚がある。

だから、ゲームをして胃がキリキリするというのはストレスがかかって集中している証拠だろうと思うんだけど、あんまり普段からそうだと身が持たないし、狙ってそのスイッチを入れることが出来ないと最高に集中した状態で大事な勝負には挑めない。

今日はやたらリラックスしてゲームに臨んで、その結果コマンドや目押しの精度は昨日より低い目。しかしパーフェクトは何度か逃すものの試合運びは盤石でAゴッドルガールに突入。先鋒のガイルがあっさり負け、春麗で3割ほどケズリギースで負け。コンティニューしてSゴッドルガールを引いて勝ち。

この負けから勝ちの間に「一度負けて怒った」という通過儀礼のようなものがある。ゲームセンターでのゲームはまず遊ばせて、負かして怒らせて追加のお金を入れると勝ててストレス発散に成り店は200円儲かるという感じでできているものが多い。

だから平坦な感情で一度も負けずに勝てるようになると、ゲームに夢中になる感覚は失われる。それでも全国一位ハイスコアなどを狙っている時に「ここを乗り切れば一位」みたいになった時の興奮は他では得難いものがあるのだが、そんなことに挑戦できるのは人生でどのくらいあるだろう。全国一位を持って、抜き返されてリベンジなら分かるが全国一位をキープしながらの自己ベストの更新は俺の場合はストレスのほうが勝つ。

そして全国一位のハイスコアというのは挑戦は無制限なので、たった一度の大会などで自分の出せる結果というのは一番良かった時よりかは低く見積もるべきだろう。今日の負けて怒ってコンティニューして2度目で勝つくらいが平常心の自分の実力かもしれない。それを悔しいと思って常日頃からいつでも怒れるように感情をコントロールして集中力を高めることは出来るか。

俺はウメハラ本は読んでいないのだが、どうせ読んでも嫉妬するとかゲームのことではなく心構えみたいなことばっかり書いてあるという噂話は知っているが、本当にウメハラの戦績がデキレースでなく己を極限に追い込んだ集中力の賜物であるのなら、ゲームの攻略というのは相手が待ったら波動拳、相手が飛んだら昇竜拳、相手が波動拳なら前ジャンプくらいの事で良く、如何にそれを集中の糸が切れないようにこなせるか。

ということはあるのかもしれないなと思った。

それでも、普通の人にはウメハラの本よりファミ通の本のほうが有用だとは思う。ときどはどっちかというとそういうタイプだったような。

まあ、平常心でも波の低いところでももっと出来るように長期プランで練習することも課題設定できる。長期ってカプエス2出てから17年とか経ってんですけど、俺の場合飽きが来てチームやグルーヴ変えてるからストIIからあんまり変わっていないリュウがいちばん体に染み付いてて集中した時想像以上の動きができる。春麗・ガイル・ギースでその領域にはもう踏み込めないのかもしれないと思う40歳の暮れ。

ガイルで集中力がギンギンになったら神豪鬼の灼熱波動を目の前でソニックで打ち消そうとして発射フレームがストIIより遅いからモーションに食らう、みたいなポカミス出ることもあったんだよね。そこ、カプエス2ならではにもっと馴染むのがまっさらな若い人より遅れるってか、ストIII3rdくらいまでなら昔の俺を知っている人からねぎらいとかあったけど、カプエス2でゲーム始めたすぐのボンボンの生意気とかに相当グツッたから、ゲームに怒るってから失礼に怒った部分があって、そのへんの混乱がちゃんと整理されないとダメかもなって。ゲームに負けて怒ると負けた試合が記憶に焼き付いて同じミスをしないとかの効果はあんだけど口三味線とかに腹が立つと回路が壊れる。

てか、カプエス2って出た時期が既に就職後で会社もあって本気出せていないみたいな言い訳があったから負けてもそこまで怒れなかったんだよね。それは暇人の今も同じ。だけどシューティングの全国一位とか出せるようになったのは入院して仕事休んで実家に戻った後だったはずなんだよな。おくすり飲んで精神安定状態でもハイスコアとかのパフォーマンスは出せる。お薬の効果で面白いとも思わないけど淡々と出来る。

ただなあ、シューティングは突き詰めるとパターン化出来る部分があるから良いんだけど対戦はアドリブの連続だからやっぱ熱くなって集中する感覚は必要じゃないのかと。

いまヤンジャンのキングダムが兵糧無くて背水の陣、果たして覚醒するのか待て次号。明日発売日だけどさ。ボクシング漫画の主人公が井上みたいな顔で「おっ!主人公やん」と思って読んでる。なんかウメハラも大会前に禊をしたとか噂で聞いたことあるけど、どこまでがマンガで読んだみたいな話なのか、現実なのか。

今日の新世界樹の迷宮(レベル55になった)

25階まで到達。レベル55は良いのだがスキルは迷って振るに振れずポイント持て余し、装備に関しては満足に揃えていると収支マイナス。まだ数万の余裕はあるが先がちょっと心配でもありつつ、最終盤ではカネはもういらなくなるはずなので思い切った買い物をしている。

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30分くらいのスキマ時間で遊んでは地図書いてFOE倒して1階の半分くらいを探索を積み重ねていくととうとう終盤まで来てしまった。なんか終盤に関してだけは前作の記憶とちょっと違う。てか、確かDS版の最後の方はシナリオにやや興ざめで最後まで一気にやってしまえと駆け足で進めたことを思い出したが、終盤もゆっくり全階フロアジャンプまでやると面白く感じているのかも。

世界樹ウィキはその通りにやると楽勝で進めたが、新世界樹は序盤はウィキったがネタバレると退屈だし、何も見ないで進めている。というか、ウィキのスキルのおすすめでアルケミスト定量分析全フリは何となくだが騙された感しかしていないので、自分の好きに振っている。それで25階まで来たわけだから、もしラスボスで詰んだりしようとももはや悔いはない。

それとは反対の格好になるが、母親が出ていって親戚のおばちゃんが手伝いに来てくれていた時に俺が子供部屋や物置に放っていたファミコンドラクエIIIの攻略本などがボロボロになってセロテープで補強した後があるのを見て、褒めてくれたな。両親は俺が好きなことには夢中になるけど家の手伝いや学校サボったりと問題があることを憂いていたけど、叔母さんは俺の肩を持ってくれた。「こんなに読んだ本があるのはすごいこと」と。

俺は子供の頃に両親が不仲でいつも親父が苛立っているのに対し叔母さんの一家は安泰なので、羨ましさから叔母さんが爺さんから立地の良い方の家を貰い受けたから俺の一家が店とボロい家を預かって貧乏な思いをしているのだろうと思っていたが、叔母さんが賢くてやりくりや子育てが上手だったのかもしれないなと思う。

今日のカプエス2メモ(相手の前転には最大反撃を)

誰しも理想はあっても現実との折り合いをつけながら、折り合いをつける過程で初心を忘れていたりするものである。

俺の場合は「ストリートファイターIIを極めたい」みたいなものだった。

誰かに勝ちたいとか、全国大会に優勝したいなんてのは、その過程で後から付いてきたものである。まず中学のときは自分の知っている世界の中で自分が最強であって、電車や自転車で自分を高めてくれるのは自分より強い相手との対戦であり、自分より強いものを探す旅もまた人生を豊かにしてくれたものである。

打ち込む間にゲームが盛り上がり、自分を負かしてしまう相手と出会い、それに打ち勝とうと挑む間に小学校の時に憧れたスターソルジャーの全国キャラバンのように全国大会というのが開催されるようになった。小学校の時には47都道府県を回る全国キャラバンに参加したことはなかった。それは全国一位がハイスコアで厳格に定義されていて、それを越せない限り自分に勝ち目はないわけで、現地までそれを見学に行くとかいう趣味はまだ無かった。すごい人がいるんだろうなという感覚だけ。

それがストリートファイターIIの頃で中学生になった俺は「もしかしたら自分は全国一位に成れるのでは」という思いが芽生え始めていた。少なくとも自分の身の回りの人には負けなかった。しかし、東京まで行くことは交通費や学校の休日の関係であきらめた。

さらにストIIターボのスーファミ版の大会まで来てから、地方予選を抜けて家にハガキで招待状が来たので親も納得して学校の友達にも話して東京に行った。結果としては負けたわけだが、大型モニターにピックアップされて大歓声の中で戦い、自分が負けた時に相手が投げハメという俗世間では反則のしかし大会では禁止はされていない技で会場は静まり返った。

静まり返った会場はサイドイベントなどの催し物のおかげもあって決勝ではやや盛り上がりを取り戻したがどの試合も「あれくらいの技なら自分にも出来るのにな」「何が違うんだろう」という疑念をずっと持って見ていた。

その後の自分を救ってくれたのはストIIと同じくカプコンから発売されたX-MENやヴァンパイアという「もっと上手く成れるストII」だった。ゲームに用意された多彩なテクニックを自分で身につけることで強くなった感じがする。それで充分だった。

それで、その上達ループにハマっていた俺は友達からは「そういうやつ」で相手もしてもらえなくなっていたが大阪で相手をしてくれる人を見つけて自分のテクニックを全部伝授する格好で付き合ってもらっていた。そのテクニックの集大成として現れた新たなる強敵が若干中学二年生の梅原大吾だったのであるが、その話はまた別で。

そういう風にゲームの中に用意されていることで練習して身につくことと、勝負でどちらが勝つかということはベン図を書けば重なるところもあるが同じではない。

大局はある程度テクニックが近づくと読み合いであり、将棋のように読みが順番制でなく同時なので論理としては運になるというのは研究のファイナルアンサーではある。

それでも、自分のプレイにもっと出来ることはないかと掘り下げると、カプエス2のギースで相手が前転した時にしゃがみ大パン中烈風拳をコンボとして叩き込んでいるが、そこをしゃがみ強パンチ中邪影拳にすればダメージが上がる。

このコマンドの練習を課題にすれば、まだもうちょっと強く成れるのかな。

もちろん、前転に立ち小キック近距離大パンチ中邪影拳が最大コンボではあるが、ウメハラとてヴァンパイアハンターのドノヴァンのチェンジイモータルフォボスでガードしたらチェーンコンボではなく弱プラズマビームを入れている。

そういうところを詰めている方が試合において勝つのは対戦式の空手でなく、採点式の演舞であるから、ウメハラから見た俺は「演舞は最高点だけど対戦に弱い人」らしいな。その頃からは20年、対戦に対する考え方も取り組み方も変わった。ただ、練習量が減って演舞が最高点では無くなっているから、ひとりで練習するならそれを課題にしてみようかという話。

ただし、最近そう思ってプレイしているとストレスで胃が悪い。胃薬を飲んで、食事を1食うどんにしてみて、今日は練習を減らしてブログを書いておく。


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