風化

最先端の16bitゲーム機メガドライブも時間とともに風化する。
時間が経って16ビットが1年ごとに15ビットや14ビットに、
そういうふうに減ったわけではない。
どんどん作られる新しいゲーム機が32ビットや64ビットに、
もう数字や単位が複雑で、なにがどのくらい大きいのかわからない、
そういうコンピュータがゲーム機として使われるような時代だ。

それで、風化したとはいえ、メガドライブは16ビットのまま、
段ボール箱の中で身を潜めている。
演算速度では見劣りしても、そんなに計算の必要の無いゲームも、
たくさん遊ばれているわけで、画像の出力の性能で比べると、
画面の粗さも色使いもテレビをふたつ並べないとわからないほどだ。
それでも、新しいハードに夢を見て買い進めた人間として、
新しいものを段ボールに詰めて、古いもので遊ぶわけにもいくまい。
これは、立ち位置の問題であって、楽しさの問題ではない。
だから今でも手放せない。換わりが効かないからだ。

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