おとうと

薬局に処方箋を出して調剤を待っている間、目を落とした先にポスターがある。「おとうと」と書かれたポスターに写る、徳利首のセータの上に白衣をまとった女性と、黒いジャケットに砂色のハンチング帽の男性。おとうと、なのだから女性が「ねえさん」だろうな。
って、うそうそ。
イマドキ文芸でもこんな昭和40年みたいな文章書かないよ!
高校で使った「最新国語便覧」なんて選んで買ったの公立を定年になった爺さんの国語教師で、カノジョといえばシーとかハーとか言わないでガールフレンドのことだし、ああ、もう何を言ってるのかわけがわからない!タートルネック吉永小百合ですからー!
ポスターの吉永小百合を見ると、ちょうどカウンターの薬剤師のおねえさんが胸元から首のあたりまで目に入って、視線を上げないでじっと見ていると、なんだかポスターの中の世界にいるよう。
山田洋次監督だから、はじめてのデートで見るような映画じゃないんだよ、きっと。長く付き合っている人や、映画研究会のサークル仲間でみるんだよ。
まだ観ていないのに勝手に視聴層を決めて良いのか (゚Д゚;)