アラビアン・ぷっちょ


昔、彼女にもらった「ぷっちょ」のストラップ。
ある日ポケットに手を入れると手触りが無くて切れた事に気づく。
彼女って何なのか、最近までよくわからなかった。
大阪千日前あたりのカウンターで食べる店に若い男女で入れば店の人は料理を出す際に
「へいカノジョ!へいカレシ!」
というような挨拶があって、たとえ学友であったとしても、みなし彼女とか、のべ彼女になる。
そんな具合に数えられると東京都内は犬も歩けば彼女に当たる。
名古屋駅や大阪なんかも地方に比べると彼女ができやすい。
しかし、これが古都奈良となると、何かの知り合いで道端で立ち話をするくらいのことで、
一族郎党に噂が広まってフィアンセのような大きな存在感が生み出されてしまう。
奈良のせいではなく、一族郎党の問題かもしれない。
サバンナ八木の「まだ見ぬ君へ」ような話だと思って読み流して下さい。