自立、経済的自立

看護士の仕事をしているけれど、給料が安いから夜はキャバクラで働く。
キャバクラで働く前は、看護の仕事をして親元で家事はしてもらえた。
自立がしたくて、家賃を稼ぐために親からはなれてキャバクラをはじめる。
それって、本当に自立?
看護の仕事も夜の仕事も給与(お給料)というお金をもらう。
もらった給料は自分の銀行口座なり、封筒の手渡しなり、自分のお金になる。
自分のお金で、自分の家を持って、自分の好きなものをスーパーで買う。
こういう状態が、経済的自立、つまり、自分のお金で暮らしている状態。
しかしだ、マンションの家は共同住宅で、スーパーで買い物をするには、
畑で働いて、羊を飼って、工場でものを作って、トラックで運ぶ人がいる。
そのことを遠ざけて、ひとりの人間が経済的自立をすることは有意義か。
キャバクラの中で、酔っぱらって、そんな話をする。
店に入った時は若い女だった女性が一人、婆さんの待つ山へ帰る。
部屋いっぱいのぬいぐるみと洋服を山の中で何に使うのだろう。
「お客さんも、そろそろ」
呼び込みの若い男が店の中に料金明細を持ってくる。
そろそろ、自分で彼女を探さないとな。(恋愛的自立)