終身雇用の崩壊報道は10年遅れている

本屋に行くと終身雇用の崩壊した今「資本論」を読む。
そういうタイトルの本がビジネス書のコーナーに並んでいた。
id:karmenの体感からすると、終身雇用は10年前に終わっていた。
それは、勤める先からクビになったり倒産して勤め先がなくなる、
そういうことが何度かあって、しかし新聞沙汰にはならなかった。
戦争の折に、戦争で負けているのに、勝っている報道がなされる。
雇用に関しても、新聞を取る読者の安心感のために報道が変わる。
また、勤めている会社から急な転勤が言い渡されることもある。
通うのに到底無理な場所の条件でアパートを借りて勤めに出る。
せっかく勤めに出ても仕事は何もなくクーラーの真下の席。
すぐに風邪を引いてしまい、勤続できない。富士通の子会社だ。
それで、富士通に悪いイメージを持って過ごしたが、訂正する。
転属前の会社はユニオンシステムという建具屋の計算機部で、
日本ユニシスと間違えそうな名前の黒い外車の停まった道場の二階。
そもそも、そんな所しか就職がなかったのも問題ではある。
大阪で言うと、ミナミは「汚く」てキタは「きれい」。
人通りに流されるままに繁華街を歩くとそのイメージは正しい。
一方で、北の繁華街も小道を抜けて裏通りに入ると状況は変わる。
有名な料理店のゴミ捨て場や排水口がむき出しの裏路地がある。
日本の安心感も、そういう表裏のからくりで作られていたのだろう。
インターネットの出現で隠しきれなくなったということ。
ずっと腹の中にためていたものだが、ようやく整理して話できた。