ダルシムとストIIと上手と下手

ストリートファイターIIid:karmenの学生時代の華(はな)だ。
火事と喧嘩(ケンカ)は江戸の華というような意味での華である。
(凛として咲く華の如く、のように女性の意味での華ではない)
それでストリートファイターの話がでないのはおかしいと言われる。
しかし、ストリートファイターは2人用が主体で語られやすく、
それを進めると人物評のような厭味(イヤミ)なものに仕上がる。
どのキャラを使う誰がどうだったという話を延々したくない。
クラス会でテレビゲームが好きな話をしたid:karmenは、
K氏、Y氏とゲームの話で意気投合して仲良くなった。
そこに小学校から連れ合いのM君も混ざってゲーセンに通う。
小遣いのないM君はいつも見ているだけで、K氏は控えめな印象。
Y氏はひとりっ子なのもあって、小遣いの額が多くゲームも上手い。
親としてはせっっかく授業料の高い進学校にいるものだから、
ゲームの連れよりも成績のよゐことなかよくなってほしい様子。
家庭の事情は荒れた。
「なぁ、こんな話まだ聞きたい?」
「いや、もっとこう、ダルシムの話とか」
「ものまねの斉藤司さんでも見て笑えばいいんじゃない?」
「それとも、そんなに昔の話で人を笑い者にしたいってのかい」
学校にも家にもしっくりくる居場所がなく、ゲーセンに入り浸る。
究極タイガーが好きで、百円でそこそこ長く遊べたものだが、
Y氏とK氏が退屈がるので、対戦型ストリートファイターに鞍替えした。
はじめはリュウや本田を使ったが、リュウはT君という住職がいて、
彼は若くして父親を亡くし子供で重職となり登校拒否であった。
そのT君がリュウを取るので、店でリュウを取らないでほしい、
そういう店の人の頼みでリュウを断念する事になる。
(今思えば店を変えてリュウを取るべきであった)
エドモンド本田は張り手と頭突きにすぐ飽きてしまう。
そこに、変わった笑い者キャラクターのダルシムがいた。
よく、ダルシムかガイルが強いキャラクターだと説明される。
そういう人はコンピュータ対戦を知らないのだろう。
ガイルはコンピュータ対戦のほとんどを中キックで攻略できる。
一方で、ダルシムを使って的も無くボタンを連打しても負ける。
手が長くて強そうなダルシムは簡単に解けないプログラムだ。
そのうえ、ストリートファイターブランカが人気であった。
ダルシムブランカに不利で、ガイルにもいい勝負というところ。
下手同士で遊ぶとガードをしないのでダルシムが強い程度だろう。
ダルシムを選択しているのは、いま言えば接待であった。
(もちろん、Y氏がよろこび、T君との摩擦もないという理由で)
K氏もキャラを決めかねていたが、同じような事情でザンギエフになった。
和気あいあいや切磋琢磨とは、ほど遠い、殺伐とした空気でもあった。
みんなが取りたい役を取れているわけではないからだ。
学校ではなかなか合わない2年先輩の不良グループに可愛がられた。
先輩グループは全員ガイルを使って、楽しそうに遊んでいる。
ストIIはガイルを使ってコンピュータを倒すゲーム。
それくらいで、ちょうど良いのではと、いま思っても遅いか。

追記:
ぜんぜん本稿と無縁の話になります。
拙作「ぜんまいハリアー」のスクリプトは3日で書きました。
スペースハリアーをデパートのゲームコーナーで遊んでみて
「こんなのをいつか作りたい」と思ってからは20年以上になります。
これを3人日としてしまう工業簿記は良くないので直してほしい。
(ついでにいうとプログラムをメモリに複製する作業は数秒です)