ガンダム回顧

名古屋テレビガンダムが始まったときid:karmenは1歳だった。
それでも再放送か何かでガンダムをテレビで見た記憶があり、
オモチャを買ってもらった事も鮮明に覚えている。
4歳上の従兄がいて、家に遊びに行くと子供部屋は模型工場であった。
いらなくなったホビージャパン誌を何冊かもらって帰り、部屋で読む。
ボトムズやダインバインが当時のお気に入りであった。
つい先日ガンキャノンの玩具を手に入れた。
30を過ぎてなおガンダムのペットボトルのおまけを集めているのを、
還暦の親父が見て
ガンタンクは入っているのか」
と尋ねる。
「お前はガンタンクが好きだったな」
そう、ガンキャノンの玩具をねだって、ガンダムを買ってもらった。
たしか、そうだったはず。
小学生の頃はファミコン好きで、プラモはもっぱらミニ四駆だった。
ファミコンは古くて使わなくなった14インチのテレビがあって、
アンテナの分派はしていないのでファミコン専用に部屋に置いた。
そうして、アニメは見ないものだから、動かないロボットの玩具から
興味を失ってしまったのだろうと、今になって分析をしている。
ブロードバンドの時代になって、いつでもキーボードを叩けば
古いアニメの映像を見れるようになった。
ホビージャパンの写真で見たあのロボットはこんな風に戦うのかと。
ダンバインのオープニングなど見た時はパソコン机の前で涙が出た。
ロボットアニメと言うと、どこか玩具の宣伝に思えて斜に見てしまう。
それが、近頃になって好きだったロボの活躍をあらためて見てから、
動かないロボットの模型を部屋に飾っておくのも素敵だと思う。
退屈や寂しさから気をそらすのがおもちゃの仕事のひとつなのだから。


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