思えば恥の多い1日でした。
いやね、太宰治の人間失格の書き出しが
「思えば恥の多い一生でした」だったんですよ、確か。
いまでこそ売春、ドラッグ、殺人みたいなのはナンセンスですけど、
人間失格が書かれた時は出版差し止めだったそうですのよ。
そこまで書いてしまうと行頭でわからない人にも言ったようなもの。
まあ、あんま赤裸々に綴るのも気乗りしないような1日でした。
発禁といえば高校の頃だから15年以上前になります話で、
完全自殺マニュアルという本が出て自殺者が数名、発禁になりました。
- 作者: 鶴見済
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 1994/02
- メディア: 単行本
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注射器を使っての失血死が1番ラクだけど確実なのは首つりだったか、
そんな内容が含まれていますが、
生きることを強く押すために死ぬ手段をわきまえておけ的な調子。
死ぬ気は毛頭ありませんが(禿げているという意味ではなく)
人間失格というと若い人が読むと堕落や不良行為へのあこがれみたいな、
善の道や勉学の道を行くものから読書で得る疑似体験みたいのが良くて、
じっさい悪くなってしまうと文学なんてのもそこまで感動しないのよね。
そういえば映画化されたんだってね、いまどき本より映画ですよね。
映画なら感動するかも。