プログラムの生産性をステップ数で測る

プログラムの生産性をステップ数で測る。
新人から3年くらい同じ会社にいて、そのころは測ったこともなかった。
ある日面談で1日何ステップくらいプログラムを書けるか訊かれた。
プログラマ妖精ギブスで修行すると1日1000ステップらしい。
そりゃフェアリーだから1000行くらいは仕方ないとは思います。
訊かれたときミニマミストだった私はステップ数で測るとは愚かと、
面接官に向かって憤慨したのを今も覚えています。
コピペで冗長なコーディングを重ねるとステップ数は膨らむが、
品質面では向上しないというところが全く分かっていないと。
その意見は今でも局面を選ぶと真理ではあるんだけれどな。
プロとして質の高いコードと呼べるものを300ステップ毎日書く。
フレームワークの自動生成コードをいれて1週間で2000行とか。
そんくらいが今の力量での落としどころなんじゃないかと思います。
テーブルの項目数が多くてセーブとロードを書くだけで数百行とか。
データベースのクエリをツラツラ書くと1000行になったり。
めちゃ高度な3Dの計算なのに100行以下だったり。
高度で難解でも文字数の少ないものは覚えてしまえば早く打てる。
タイピングが速い方が時間当たりに打てる文字数は多くなる。
そうなってくると熟練したプログラマの生産性をステップで測るのは、
あながち間違いでもないんじゃないかとは思うようになりました。
それがプログラムを知らない営業職の電卓で測られていても。
世の中の慣習には逆らえないよねって。
つまらんオチですまぬ。
申し訳ないでござる。


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