チームメイク

CAPCOM VS.SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001公式ガイドブック

CAPCOM VS.SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001公式ガイドブック

CAPCOM VS SNK 2が発売されたのが10年以上前っていつの間に。
このゲームはカプコン公式大会が行われる最後のゲームと噂されて、
高校生が甲子園を目指すような感覚で社会人としての自覚を持たず、
会社帰りにスーツ姿でゲーセンに行って幾度となく対戦したものです。
普段の重箱の隅をつつくような古いゲームのやり込みとは別の感覚で、
大会で勝つためには人の多いゲーセンで修行を積む事が近道と考えて、
大阪梅田のモンテカルロと言う1回50円のゲーセンに通いました。
結果からすると、そういう人気の所で対戦に勝つのが目立ってしまい、
こちらの作戦がスパイされ、自分と同じキャラを使う人が徐々に増え、
裏目に出てしまった部分を反省するような事が色々と思い返されます。


大会と言う夢があって、脇目も振らずゲームに没頭出来たことは、
それ自体が幸せな事だと思う事もありますし、社会人として無自覚で、
会社員でも趣味の時間があっても良いとは思いますが行き過ぎたなと。
ただ悔やまれるのは大会それ自体や勝ち負けにこだわった部分と、
あくまでゲームとして楽しく取り組めたかという天秤にかけたときに、
なにか見失ってしまった部分のほうが大きいのではないかと思うんです。
カプコンストリートファイターシリーズも、どれも思い入れがあるし、
SNKからKOF94が出た時は自分自身が草薙京になったように興奮して、
KOFで集結した餓狼のキャラも竜虎のキャラもみんな好きでいっぱいで、
それなのに集大成の大会でサガットでパンチ振り回すだけでいいかって。


昔からの付き合いのゲーマーは寄せ集めゲームのCVS2など相手にしない、
そのころ大学生くらいの若手ゲーマーからするとウザイスーツの兄貴が、
なんかガイルでしゃがんでるだけなのに偉そうにしてると見られて、
カプコンのゲームもSNKのゲームも好きでやってるってことと、
勝ちたいって部分で色々のエネルギーがぶつかって花火みたいに消えて、
カプコンのスタッフからすると絵が古いのよりデビルメイクライ遊んで、
なんかカプコンのゲームがいつまでもスト2のイメージじゃ嫌って言う、
誰得なんだよという視線を浴びながらワガママを貫いたんですよね。


書いても書いても何も解決にならないトリトメも無い思いばかりだけど、
なんかこう、勝ち負けよりも好きなチームがあるような後輩君の遊び方、
いまになっても羨ましいように思う事があるんですよね。
どのキャラも思い入れがあるし、誰か他の人が思い入れあったとしても、
自分が格闘ゲーム費やした時間からすると、サブキャラでも相当やった。
キャラ選択画面を見るとどれも懐かしくてメインキャラばかりみたいで、
裏を返すと今からやり込むと言うよりやり込み終わったキャラの集団。
勝つためにキャラ変えたりするヤツもいたけど、CVSからのサガットは、
結局オリコン以外のグルーブは誰もがチームに入れてきたんだよね。
俺がサガット使うと誰にもサガットで3連勝になっちゃうような展開で、
それでサガット同キャラで負けると他のキャラ何にしても負けちゃう。
完全に調整ミスだと思ったし、カプコンに苦情入れても嫌われるだけ。


それでスト2だとダルシム使いだったんだけど、色々事情があって、
ダルシムだとキャラが強すぎて楽しくないって色々サブキャラやって、
結局ダルシムは誰とどんな対戦をする時に出すんだってなっちゃって、
最後にはお蔵入りして誰も使わないキャラになって行ったんだよね。
それは強い弱いとかの次元ではもう無くなって、時折誰か出すけど、
ダルシムだと相手はジャンプしか道がなくて、対空潰せるかどうか、
そのへんの駆け引きにゲームの展開が集中するからもう手は無いよね。
そんでガイルだとこれも強いと思われてるけど、溜めると動けない。
動きながら溜めを作るには色々工夫がいるし、相手も手が色々ある。
こっちはサガットかぶせられてるのに、キャラかぶせるとウルサイで、
じゃあサガット返せよってなると誰も遊んでくれないんよね。
遊ぶ相手がいないとゲームも始まらないので、そのへん既に矛盾だし、
だいたいサガットの同キャラやりたくて100円入れるわけでもない。


大会から随分経って、ゲーセンのレトロコーナーで対戦台があって、
ふっと覇王丸ブランカ・ケンって適当にチーム決めて遊んでたら、
見ず知らずが台の周りに3人くらい集まってきて楽しかったんですよ。
苦行みたいだったCVS2がこんなに楽しく遊べるんだってジワッと来た。
これは自分で使うより、たとえばワイルドなINO氏なら似合うかなと、
人によってどんなチームが似合いそうとか考えちゃうほどオタなんだよ。
人がマンガのキャラみたいに自分のチーム決めて遊ぶ様子を観察して、
当事者になるよりそういうの見てるだけでも充分面白いと思えるし、
さあ、そうなると自分も何か他のひとから見て分かるチーム決めないと、
このゲーム先にチーム決めると必ず弱点のキャラ3人のチームに負けて、
なんか最後まで大会のためにキャラのストックが無くならないようにと、
あれこれ考えていたんだけど、最後にはサガットとギースになって、
ボスキャラが前作からレシオ高くて強いという常識的な結論だったよね。


それで、キャラ色々取るとみんな全ゲームやりこんでるわけでなく、
自分のキャラの操作が得意でも相手キャラを知らないと勝てなくて、
いざ大会になってみると少数派のイロモノキャラも活躍したりしてて、
なんか自分の心配や勘ぐりが空回りばっかりしてたのかなと思いました。
サガットブランカが強いとか、あれは僕とINO氏のふたりのやりこみで、
それぞれのキャラがサガットブランカだったというだけの話であって、
今にして思うと、今じゃなく当時からして思っても、デタラメなんです。
ボスキャラ3体集めると強いというのが真理に近いと思います。


長々と書きましたけど、なんか自分で京使うってのもなんか違うくて、
ガイル・八神庵ザンギエフのCグルーブあたりでガッチリ固定すると、
ブロッキングにもオリコンにも弱点ありまくりでガチでは無いのですが、
溜めキャラ、コマンドキャラ、投げキャラと色々で、悪役ぞろいで、
3人画面に並ぶとプロレス軍服ビジュアル系と見た目に面白そうかなと。
KOF98というゲームも色々の思い入れがあって、それのチームも
ラルフ・庵・大門というチームで人とのかぶりや対戦バランスなど、
様々の要素を全部加味した結果何年も悩んでひとつに絞ったチームです。
ラルフ・庵・大門とガイル・庵・ザンギエフって何となく似てるでしょ。
もう、このチームでキャラが強いとか言われても僕はそれ以上譲れない。
充分に隙のあるチームだと思うし強みも操作の面白味も備わってるし、
このチームで勝てないような相手が来たら、そこでボス登場とかやらず、
素直に参りました、プロでなくホビーゲーマーで良いですって言いたい。
ギースもどっかに入れたいけど、それはカプエス2じゃなく餓狼スペだ。


それで、ガイル・庵・ザンギエフで実際どこかで誰かと遊ぶかと言うと、
永遠にそんな日は来ないのかもしれないんだけど、決めておくんだ。
このチームなら自分のトレードマークと思われても文句を言わないって。
格闘ゲームに興味の無い人でも、ガイルと庵とザンギエフというのが、
絵で並べてみてどんな風かってくらいは見て欲しいと思ってみるのです。