手動バックアップ

自宅で将棋プログラムの制作をしているとゲーム会社でバイトしてた頃を思い出します。何で思い出すかと言うと開発工程が古いんですよね。人間の管理能力に依存する部分が多いんです。このプログラムのこのへんは誰々さんだから触らず置いておいたほうが良いとか、使える機械も有限だしバイトそれぞれが知っている事も断片的で力を合わせてどうにかカタチにする。そんでバイト長の頑張りもなかなかだった。


IT企業でシステム開発をすると、とにかく最新のコンピュータに買い替えて人もたくさん集める。大人数で作ると言うより猫も杓子も集めたら中には出来るヤツが混ざっていて、結果そういう人が周りを引っ張って作ってしまったりする。だから、また人をたくさん取る。機械も壊れても買い替えればいいから容量を計算しながら使うとか、そういうこと考えないで必要なら必要なだけ買い増す。ソフト開発用のミドルウェアなんかも買い倒す。製品化されているものは買って解決する。だからバックアップもソース管理も自動化されて作業する人間のほうは、そういう方面には無能化する。じゃあ、無能かと言うと、そうでもなくて、力の配分が全然違う方面に向くんですよ。それが開発を押し進める向きに向かうのが経営者の理想なんだろうけど。


結果、工業系ソフト屋のIT部門は縮小傾向でゲーム屋でバイトしてた人がソシャゲー界隈でひと山当てたり、ソシャゲーも話題は通り過ぎたのかな。いくら大金があっても湯水のように使っちゃ後々までは続かないんですよね、当たり前の話。


また別の切り口から話すと会社で働くとお金は毎月貯まって行くもんなんですけど、自分の能力が磨かれるかと言うと、重いものを荷く仕事と、テコや車で動かす仕事を比べて、頭や道具を使わないほうが後のためになることもあって、そういう溜めを作るために家で古いコンピュータで仕事をしています。ラクな仕事をして筋トレを休日にやるより合計が高いと見積もってるからです。


書かなくても自明ですが、いつかテコや車は使うつもりです。でも今それをやるのは後のためにならない気がして。それだけのことなんです。