将棋ウォーズ即ち


将棋ウォーズすなわちファミコンウォーズ。今日は3連勝で7級。ごぼう抜きに3日で初段とかよりも、毎日1局のほうがプロ棋士の世界みたいに1局を大事にしてていいかなと。3勝目も相当に際どい場面がありました。


ファミコンウォーズといっても通じないかも知れませんが、大戦略とか今で言うならスパロボスーパーロボット大戦の略)ですね。ゲーム好きでもボードゲームとかの思考型ゲームが好きな人は大抵アクションよりRPGとか戦略シミュレーションが好きなもんです。僕はシューティングが好きでPCエンジン雷電をクリアした事があるんですよ。それでスパロボスーファミの第三次スパロボか、ダンバインが出てくるの。EXとかついてたかな。クリアしたんですよ。でもね、ゲーセンでシューティングとかプロレスゲーム遊んでるから「シューティングの人」とか「プロレスの人」思われてスパロボ解いたって言っても年寄り連中が信じない。それが、将棋で勝ったとなると急に先生扱いなんですよ。ゲームは民意を得てるといっても、若い人の間だけで、まだまだ将棋のようにテレビで神格化されてるジャンルのほうが年寄りウケするんだなと。ついでいうと雷電スパロボも根気はいるけど解けるように作られてますから。


バーチャ覇王も信じていない人もいるんだろうなと思います。なんせサラリーマン時代にカプエス2の全国大会が終わって放心状態になってから、さあ次はバーチャでもやろうかと決めて、天王寺のゲーセンで6段くらいのアキラと10級で対戦を初めて100ゲーム1万円使って完敗でしたから。そんなひとが後々に覇王になったと言っても信じない人がいるのは分かります。また、プログラマと言う職業柄で例えばカードを電子機器で改造して覇王になったんじゃないかとか、疑い深い人もいるんです。


疑い深い人というのはまともに相手をするだけで時間の無駄です。大して自信に繋がる根拠を自分の中に持たないまま自尊心だけが強くて弱いままの心を懐疑心で守っているからです。そして何に付けても良い面より欠点ばかりに注目して貶めて自分はそれより偉いと思い込んで精神のバランスを保っています。僕自身も子供の頃は学校の成績がいいけれどスポーツが出来なくて同じような精神構造でした。いつからか人が変わったと言われるようになりました。切欠が何だったかとか、思い出せないんですけど、色々の人との出会いの中で少しずつ変わったので、実家で引きこもっていたら無理だったと思います。


まあ、面と向かってお前はワラジムシみたいな神経だって言って、殴られたりしたら怖いからネットに書くわけです。そういう点ではドングリの背比べだと思って流しといて下さい。


ちょっと書き足します。


僕はゲーセン通いがやめられない時期がありました。ストリートファイターZERO3はプレステで出たし、バーチャファイター4もPS2で出た。だからゲーセンで遊ぶのは本体を買うお金がない人だと思っている人がいるようです。お金は持ってるしPS2も持ってます。それで何故行くかと言うとゲーセンでは人と人の戦いが出来るからです。そういうと昔あったゲーム会社のSNKに先輩が入社したころ「コンピュータに勝てないから人に負けてもらってるんだね」と言うのです。ネオジオも僕は持っています。でも、コンピュータじゃ相手として物足りないのです。そこが伝わらなかった。当時将棋のコンピュータは初段くらいの腕前といわれていましたが、将棋指しでない人からすると初段というのは恐ろしく強い相手です。だから、コンピュータが人間より強いのが当たり前だと思っている。それで、コンピュータよりストリートファイターが強い人間がいるというのが信じられないし、ゲーセンに行く人は軽蔑されると分かると、僕もゲーセンに行かず家でネオジオで相当にコンピュータ戦を研究しました。ただ勝つだけでなくパーフェクトを取るには、スコアを伸ばすには、対戦風の練習をするには、1人用も突き詰めると奥が深いものです。しかし、ゲーセンに僕が行かなくなると、SNKの売れ行きは悪くなり翌年SNKは倒産しました。


それから時がたちカプコンSNKのキャラクターの版権を韓国の会社から買い戻してカプコンVS SNKが発売されて、僕はゲーセン通いに戻ります。全国大会までの約1年間は大阪梅田モンテカルロに通いました。それから大会が終わってバーチャ4をはじめましたが、ストリートファイターバーチャファイターでは対戦するという方式は同じでも操作の勝手や考え方が全然別モノです。それで、最初はゲーセンでやりましたが、PS2が出てからはゲーセンには100円も入れずPS2でずっと練習しました。ゲーセンでやっている人を友人のつてで紹介してもらって家に招いてPS2で対戦を楽しんだりしました。


繰り返し書くと、コンピューターでは物足りなかったから僕はゲーセンに通いました。しかし今は時代が違います。コンピュータも真剣勝負で名人級の腕前を負かすほど研究されましたし、接待のような上手な負け方も研究されています。そして、根強い人気の対戦ゲームはコンピュータの思考回路が複雑なものが特徴です。たとえばストリートファイターの売れ行きがSNKに負かされたときに出たスーパーストリートファイター2X(スト2X)ではコンピューターの思考回路がプレイヤーの得点に応じて切り替わるようにプログラムされています。初心者には到底敵わないレベルのコンピューターですが、ある程度の隙はあり、さらに上手に隙をついて得点を伸ばすプレイヤーにはもうひとつ上手の手で仕掛けてきます。その仕様が隠されていた当時はプレイヤーの操作を覚えて成長する学習機能のようなものが搭載されていると噂されていました。


そこまで知って、ちょっと古くなったテレビゲームをもう一度研究してみると、なかなかどうして、作り手も色々の事を考えて種を仕込んでいたのだなと。それが100円で路肩に置かれているものだから、みんなその有り難みに気付かないのですよ。パチンコみたいなもんだと思っている(パチンコも近年の進化は目を見張るものがありますが)


今になってなお僕がゲーセンに足を運ぶとしたら、それはゲーセン通いをした若かりし日の郷愁であったり(ゲーセンに郷愁を感じるというのが年配に通じるかどうかわかりませんが)あるいは人恋しさもあるでしょう。顔を合わさず腕試しだけなら、今はどんなゲームもWiiバーチャルコンソールでネット対戦をすることができます。話をしたいならドラクエXのようなゲームもあります。


ちょっと書き足すと言って本文より長いがな。


もう今はコンピューターでは物足りないとは言いません。例えばファミコンでも「ファミリーマージャン2上海への道」なんかは発売元こそナムコですが開発はゲームセンターの脱衣麻雀を作っていたニチブツ日本物産)が行っていました。ファミコン用で女性の絵はなくなりましたがカセットのシールにはチャイナドレスの女性が描かれ、ゲームは2人打ち麻雀の大ヒット作と同じ思考回路が入っています。いま遊んでも充分楽しいです。


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