ソフトウェア独占禁止法

現在実時間2013年8月4日。筆が乗っているので書きます。


Yahoo!知恵袋に間違った情報が載っていて検索上位に来る、というのがネットのちょっとした問題になっています。それでクソ記事送るなボタンが欲しいという意見を見かけましたが、代わりにこうするべきでしょう。検索で出てくる情報にはドメイン情報というものがあります。そのホームページが企業のものか大学のものか公益法人のものか、といったようにファイルの発信元の情報がURLに含まれています。Yahoo!は企業だし、知恵袋に答えているのは一般ユーザーなので、情報の信憑性に置いて問題が残るのはドメインから見て仕方の無いことです。大学の発表しているドメインからしか情報を検索しない、というようなオプション的な使い方も研究が進んでいます。ただやっぱり検索自体企業が提供している機能なので、そのへんは真実と営業的利得の差分があるのでしょう。


ところで、フラッシュプレイヤーの使用人口が13億を超えたと宣伝されています。フラッシュプレイヤーはネットで映像を見るために提供されているアメリカ製のソフトウェアです。単純に数が多いな、アメリカは凄いな、このブログ書いているヤツはヨーロッパ全域を無視して西洋人は全部アメリカと思っているんだろう、とか、色々思うことはあると思います。


さて、無料で提供されるフラッシュプレイヤーですが、コカコーラも三ツ矢サイダーもペットボトルは150円。どうして価格がだいたい同じかご存知でしょうか。チェリオは何だか安いぞ?コカコーラ社が日本に来た時、アメリカ資本で日本のジュース屋よりずっとお金持ちで競争がはじまります。もしも、コカコーラ社がほかの会社が全部潰れるまでコカコーラを無料で配布しても痛くも痒くもない。そして皆無料のコーラを飲んだら他のジュース屋は潰れてしまいます。ジュースはコカコーラ社しか作れない、というように日本がなってしまったら、その後でコカコーラ社がジュースの値段を好きに決めれるようになってしまう。そういうことを防ぐために、競合している弱小メーカーを守る法律が独占禁止法であり、もっと進むと価格協定とかになっていきます。


ところが、コンピュータソフトの価格において、オープンソースやフリーウェアは良いことのように思っている人もいるかもしれませんが、水面下でこの独占禁止法違反のようなことが計画的に進められているというふうに見ることも出来ます。


あんまり長くなると何が本旨かわからなくなるので、ここまで。国産品を買っていても内部プログラムはほとんど外国製というのが日本のコンピュータの現状です。ガラケーがそれを押し返していましたが、Androidスマートフォンでみな駆逐されました。服従と言うのも小国なりのやり方だとは思います。僕はコカコーラを飲みますが、ハンバーガーは時々エビフィレオにします。エビは中国やベトナムで加工されているらしいですね。


ついでに言っておくと、僕はアメリカ企業の日本法人で働いていたことがあります。兵庫の山奥です。静かで良い所でした。しかし、近隣住民とは決して仲が良さそうではありません。そして、僕の代で給料や待遇が良くても、子孫代々まで得なのかと考えると違う気もする。そういってまだ独身ですが。いっそ帰化することも考えました。でも、未来の家族より今ある国内の人間関係のほうが仲の良し悪しはあっても、見知らぬ土地への不安よりは良かったんだと。そこまでの勇気や決断がなかったんですね。だから日本に住んでコーラを飲む生活です。土曜日はマクドナルドのランチが無いので喫茶店でエビピラフを食べます。お米を取ることは少なくなりました。


コカコーラ社もペットボトルの緑茶を売っていることを考えると、文化的には充分な譲歩ではないかと考えています。


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