ウチとソト

核家族の時代にする話でもないが、敬語とタメ語の使い分けは子供の頃ウチにはタメ語、ウチは家族親戚に同級生。そして見ず知らずの他人、ソトは敬語という理解で育った。大人になってみると親父はウチには方言、ソトも見ず知らず、お客さん、寄り合い、遊び仲間でそれぞれ言葉を使い分けている。俺はずっと座敷で親を見ていたのでウチとお客さんしか知らなかったのだ。


俺も年の割に子供っぽい所があるけれど、大人になる前は態度だけマセガキであった。マセガキから礼儀が抜けて横柄な部分が出たのは、商売というのは多かれ少なかれラクして食い扶持を作る術であり、身分不相応に下手に出て相手を騙しているものだ。それはお金のためだ。ただ他人であるというだけで下手に出る必要は無いのだ。


また、就職して職業が商売人で無くなり、主従の関係は出来たが、商売をしているのは経営者であって労働者が必要以上に経営者に媚を売る事は無いとも思うようになった。働いてやっているのだと。しかし、ここで商売と同じく経営者や上司に気を使って必要な仕事をしていないのに取り入ってお金をこそげとるようなヤツもいる。江戸時代に商人が最も卑しいとされた事情も伺い知れる。


そういう事の全ては親から教わるとしても身に付かない。何故かという部分を欠落した状態で礼儀として覚えてしまうだろう。


と、誰あてにと無く書いてしまうのは目上の人に子供が出来て子育て論にヒトコト添えたいのだが申し上げの流儀が分からず何となくブログに書くのであった。