ずる

今日も国語辞典からズルとは何かを考える。

ずる【狡】
ずるいこと。怠けること。不正をすること。また、その人。
「―をする」「―をきめこむ」

ずるの辞書が「ずるいこと」では何も分からない。このへんがソクラテスがギリシア人を困らせてしまった根源的な無知の知である。怠けることはまだ意味が分かる。不正をすること、ではその場合の正は何か分からないまま逆、裏、対偶であることだけを示している。つまり、何も言い得ていないで相手に対する不満を言葉にしているのが「ずるい」なのだ。


何かに対して「ずるい」と決めて相手をワルモノに変換しようとする言葉で、ずるいと呼ぶこと自体もずるいという言葉自体の持つパラドックス


しかし、その前に「ずるい」で辞書を引いてみる

ずるい【狡い】
〘形〙ずるし〘ク〙自分の利益を得たりするために、要領よく振る舞うさま。また、そういう性質であるさま。悪賢い。こすい。「―いやり方」「―く立ち回る」

なんだ、書いてるじゃん!


この場合も悪賢いとあって、賢いだけでは片付かない。「ずるい」は非難であって、指導をするならば正しいとはどうあるべきか、反則であるなら正則はどうなのかを教示すべきであろう。


俺の友達に中卒でバイトで貯めたお金で私営カジノを始めて警察に捕まったヤツがいるが、そいつは身寄りが無いので警察まで迎えに行った帰り「生まれてから今までに賭け事が違法だなんて誰からも学校でも教わらなかった。こんなことで知らなかっただけで犯罪者にされることも罪ではないのか」と中卒にしては哲学的な台詞だが、そいういう頭のいいヤツなので高校以降の学問をはじめからナメていた節があるし、ルールを教えないで反則を取り締まるのが学歴組のやり方なのだよな。ずるいとは深くネストされた善悪の対立軸の一面でしかないのだ。いつでも立場は反転する。


ところで、俺は論理学を文系科目の論理学で勉強したわけでなく、プログラムの基礎として、論理和論理積、否定、排他的論理和の電子回路と国語辞典を使った言葉の根源的な意味解析の2軸を使って推論をする。文系科目の論理学や高校の時に習った倫理などは真面目に取り合うと馬鹿を見る時代遅れの科目や単位だと思います。思うだけで論拠はないよ。経験的にね(ずるい逃げ道)