何故財布に100万入れて秋葉原を歩くか


XBOXONEのソフト開発のお話を頂いて長堀橋まで行ってきたので、ついでに西の秋葉原大阪日本橋を徘徊したわけです。スーツ姿です。路地にたまっているサブカルの若者達がスーツ姿を見ると「ワープアだ」と見知りもしないのに言葉を投げかけてきます。腹は立ちますが、確かにそういう所はあります。財務を見直して使えるお金は増えてきているのに、ではどうすれば生活が豊かになるか知らないことも多い。家電を買って家でゆっくりステレオを聴いて、喫茶店に入ってタバコを吸って。それ以上どうしたら良いのか、グランフロントに行けとかスマホ買い替えろとかタブレットを7インチに変えろとか、どうってことの無いラットレース消費しかすることを思いつかないなら、何か使い道が見つかるまで貯金でもしておこうと思ってしまうのです。


働く目的になる強いヒキを今の世の中に見いだせないんですよ。20代にもそういう時期があって「宝くじが当たったら何がしたい」とよく聞かれ「球団買いたいね」「宝くじくらいなら選手の年俸にもならんでしょ」「じゃあ自衛隊ガンダムを置いて欲しい」「ガンダム好きなの?」「子供の頃に好きで、しかし商店街の玩具屋には売れ残りのアッガイしか置いてなかったな、貧乏な街だったんだ」というような具合でした。大体近い所で楽天ソフトバンクや実寸大ガンダムなど、ビジョンを横取りされたような感覚です。自分でやりたかった。コンビニに味噌カツを置きたい、とかも言ってたと思います。名古屋に遊びに行った時ちょっと旨かったから。


現実的には家を建て替えてソファを置きたいとか思うんですけど、それはまだまだ先になるだろうし、ローンを組んで生活を背水の陣にする気にはなれないのです。また無駄に土地が多いので家の古くなった場所の改修に時々お金を取られるし、家を全部掃除すると1日仕事になるので開かずの間になっている所なんかもあります。それで家族が多かった時に個室化工事をしたので小さい部屋がたくさんあって、ソファでくつろぐ部屋が無く、だからといって広くしてまた家族でも増えたらどうしよう、と思うと身動き出来ず、セカンドハウスを買うなら先に喫茶店で良いかなと。


それからソフトの仕事も広く浅くから需要に合わせた深く狭いヘの転換期に差し掛かって方向性を考えてます。仕事以外ではギターにピアノに絵のレッスンをしたいのですが、元を正せば自分ひとりでゲームを全部作りたい、ではどんなゲームを?と問われると既に忍者外伝(NINJA GAIDEN )やドラゴンズドグマが希望通りに作られたゲームなので実物がある所で基礎技術を後ろから追いかける気にならないんですよ。高度な技師に後継者が居ない問題の原因と全く同じです。その夢を追いかけると普通の豊かな暮らしをほとんど投げ捨てる必要がある。その選択肢は切ってます。


新聞とテレビとリモコンと食費を稼ぐ最低限の仕事だけでいいじゃない、という気もします。でもまあ、本当の希望を言えば20代に戻って、ちょいオタ眼鏡っ子の彼女と吉野家でデートしてゲーセンで100連勝して闘劇で優勝してゲーメストに載って、それをドングリの背比べなオタ友達に自慢したいんだろうと思います。付き合う筋が変わって最下層民の王様から中流階級の貧乏人になって、所得的には増えててもグループの中でのポジションとしては相対的に低い位置なので、ここは考えどころと言うか頑張りどころと思うとまたラットレースだなと。