インターネットで幸福を得るには


あまりにも漠然とした話ではあるけれど、幸福とは何か、現在は幸福ではないのか、パソコン机に向かって今より幸福になるにはどうすればいいのかということを考えながら「インターネットで幸福を得るには」とGoogle検索してしまった。ときどきやるんだ、そういうこと。漠然とした悩みをGoogle検索。


まあ、そうすると出てきた答えのひとつに「インターネットの通信の情報量と伝達速度を活かしてパソコンの向こう側の人間と会話をはじめとする情報交換ができることだよね」となる。ひとり寂しいから話し相手を探す。チャットする。置き手紙のような人のブログでも読む、ということになる。


しかし、もう出尽くしてる感はある。インターネットで友達が出来てオンラインゲームをレベル99まで遊んでチャットのネタは出尽くして、ラジオ聞いたりテレビ見たりしながらネットしてる。


そうすると鉄拳のようなゲームでも寂しさを忘れて没頭出来る時間があったのなら、それで充分な幸福だったのではないかと思える。それで鉄拳王までやってしまって飽きたのだよな。もう一度キャラを変えてそれを鉄拳王まで遊べるかというと、最初のキャラほどの喜びはもうないわけで、そうやって新しい楽しみを見つけては食べ尽くしてきたんだよ。


レンタルビデオで映画を観まくったじゃないか。それを超える面白動画がYouTubeにあるとでも思っているのか。それでも映画館に行って思い出のマーニーゴジラでも観たら映画の2時間と帰って寝るまでの余韻の時間くらいは楽しく過ごせるだろうけど。


夜中にピーナッツを食ってビールを飲んだとして、その100円のピーナッツを粒の大きさで選別して皮を剥いてバターで炒めてって全部中国の人がやってて、ポケットのコイン1枚で夜中じゅう空いているコンビニで買える今の生活が幸福でないはずがないんだけど、パソコンに向かってる。


友達も働いてて平日の昼間から一緒に遊んでくれるヤツなんてのはなかなか居ない。そうすると仕事が嫌でも勤めに出たほうが寂しくないだろう。それは贅沢ってもんだ。勤めに出て毎日の通勤電車や朝起きが嫌で貯金を作って投資して手に入れた今の生活なのに、寂しさだけはどうしようもない。


寂しいからポケットにカネ突っ込んで飲みに出てた時もあって、それを続けるだけの資金力は無いんだよな。女が接客についてくれるようなカラオケでも行って1時間で3000円くらいでも朝まで居たら色々付いて10万くらい取られる。ひと晩で10万払う生活が毎日続けられるわけも無いじゃないか。


それよか寂しさくらいなら我慢出来るから、俺はパソコン机の前にいるんだ。


そして誰にあてるでもなくブログを書くと何人かは読んでくれた足跡が見える。それだけで良いんだ。ひとりぼっちのようで、テレビだってカメラに向かって話している人は見る人が居るから喋ってられるんだ。


インターネットで幸福を得るにはって、インターネットブラウジングほどの贅沢な暇つぶしに何の文句を言ってんだ。電話も使ってパソコンも使って、人が打ち込んだプログラムを自宅にたぐり寄せて喰う寝る遊ぶ全部満たされてんのに寂しさってヤツはチクショウ!


さあ、晩飯はうな重だ。絶滅危惧種らしいが、俺が生きてる間くらいは夏にうなぎが喰える喜びは無くならないで欲しいな。毎日喰うわけじゃないが、店では毎日さばかれてんだよな。南無阿弥陀仏だわ。