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クローバーはじめました



情報科学の専門家として情報通信業に関しては社会貢献しているつもりでも、遠い未来を見据えるとエネルギーロスの多い仕事ぶりであるので、パソコン机にかじりつくのをやめて庭の敷石とコンクリートの隙間から生えてくるクローバーでも研究してみようかという気になった。まずはWikiを読んで世の中の普通のクローバーは三つ葉で四つ葉はあるのか気になってたけど、変異種としては56枚葉のクローバーまであるらしい。ちょっと怖い。


まあ、そんなの作る人がいるくらいだからクローバーくらいの小さな生物は遺伝子レベルから成長や変異に至るまで解明されてるのかもという予感はする。だからせめて研究の前に勉強くらいはしよう。世の中おおよそのことは研究までしなくても勉強で足りる時代なのだ。花が咲く前に親父に引っこ抜かれるかもしれんが、研究したいから生やしておいてくれと言うと後始末の草引きすべて俺の係にされそうなので、その気もないのに公言するのはやめておく。何処にでも生えてるからな。


まあ、俺がクローバーをどうしたいかというとバイオエタノールの原料だな。原油が枯渇した後の世界でもクローバーが大量にあればゲームで遊べる。太陽発電ではゲームウォッチくらいでも結構大きなパネルがいるし自転車で人力発電をするゲーム機も小学校の頃に研究したが、いつのまにかそういう無駄なことをしなくなったな。ゲームウォッチミニ四駆はあんなに面白かったのにプレステやラジコンというのは到底自分で作れるレベルを超えていて作る楽しみより買う満足のほうにシフトしていったわけだ。


クローバーに目をつけた理由はその自生能力の高さだ。コンクリートのひび割れから生えているクローバーを見ると人工的なものより自然の力のほうが強いことを感じる。だから、クローバーの種をもし荒れ地に撒いたら荒れ地を緑化出来ないかと考えている。原油の埋蔵量がどの程度真実かは分からないが、去年あたりには30年先に新しい機械が発明されないと人間が掘り起こせる所に埋まっている原油は全部使ってしまうという試算がなされた。それから省エネの政治的な後押しで電力などは1割削減された。その数字をおしなべて考えると原油はあと33年持つ。その間に採掘を研究する人もいるだろうけど、原油と言うのは本質的に何かと考えたら地球の歴史であらゆる時代に生えていた植物が地中に埋まり腐って化学変化したものだろうと考えている。だからエネルギーを作る一番の近道は植物を育てること。俺の家に農地は無いのでまずは庭のクローバーから様子を伺うことにしたわけだ。クローバーが石に生えるならアメリカ大陸やユーラシア大陸の荒野にクローバーを撒いたらどうなるんだろうという。


植物ひとつ取っても生態系には植物連鎖があるのでミツバチが居ないとクローバーは受粉しないというのは分かってる。外来植物なのか日本の植物なのかもまだ知らない。植物に関しては全くの素人なので今から勉強だ。Wikiは全部読んだ。でも考えられることの範囲で砂漠では水分がきっと足りないだろう。


言えることは燃料問題の解決が遅れても荒れ地の緑化が進めば問題は緩和されるということ。俺の家にも以前は裏庭があったのだけれどやむを得ない事情で建物になった。田舎町ではあるけれど駅のそばだから、そんな立地に庭付きの家に産まれたのは奇跡だな。でも固定資産税には敵わないんだろう。


農作物が出来るならともかく、原っぱや森なんてのは到底カネにはならないものだ。でも、誰かがやらなきゃいけない仕事だろう。自分に出来ることを考えて鉢植えは試してみたが日が当たらず枯れた。だから放っていても生えてくるクローバーに生命の力強さを感じて魅入られたんだ。ポイントは植樹が進まないような土地には雑草でも良いので何とか自生させれたら、やがて土壌が変化するだろうと言うこと。それが30年で起こせるのかもっと早いか遅いか、そのへんは専門の人がいると思う。