「ラルフ最強やって!」と強弁していた中学時代があって

KOF'95のラルフは強パンチが相手に当たった時にアルゼンチンバックブリーカーを入力するとパンチから立て続けに投げ技が入る連続技があるんだけど、これを相手がガードした時に入力するとパンチがいきなり終わって立ちポーズに戻るんですよ。

このバグを利用して、パンチをガードさせて立ち状態からすぐ歩いて続けざまにパンチという攻め方が出来るんですよ。

有名なのはふっ飛ばし攻撃にキャンセルをかけて隙を消す空キャンセルで、これは技のモーションが長いので簡単だからみんなやるんですけど、強パンチやしゃがみ強キックにも空キャンセルをして歩いて立て続けに技を出すというのは手が恐ろしく忙しい。

難しいけど、それを極めれば恐ろしく手数の多いラルフが完成するわけです。

いやね、今になって考えると手数が多いから「最強」ということは成り立たなくて、ハイデルンのほうが強いとは思うんですよ。でも、当時は「ラルフなんて弱いキャラだろ」と多くのプレイヤーに思われていて、そのコマンドを極めたラルフで手数の多さを見せつけて「スゲーな」「だからラルフ最強やって!」と意気がる中学生だったんです。

みんながそうと思っていることをひっくり返す。弱いキャラで勝ってみせる。そういう驚きを自分が生んでいると思うことが快感だったんでしょうね。

最近は年食って正しいことには逆らわないのが賢い生き方だと考えるつまらない側になっちまったので、俺のことを知るために中学時代の同級生を頼って尋ねてみてから本人に合うと性格が正反対で面食らったというような事案も発生しています。年をとるほど自己紹介が長くなるので、新しく知り合う人が自分との付き合い方を見つけてくれるまで面倒なんですよ。