他人の物を自分のものと偽って第三者に渡したら誰の犯罪か

リラックマの大きなぬいぐるみをゲーセンのキャッチャーで取ってきて、自分で気に入って部屋に置いておいたら留守中に小さい姪っ子が遊びに来てそれを見て欲しがり、爺さんが「これ、あげるって言ってたよ」と勝手に持って帰らしたと帰って知った。俺は自分のものを勝手に取られたこと、姪っ子の喜ぶ姿を爺さんだけが見て、留守中にものがなくなったことを怒り姉に「返せ」と言うと「爺ちゃんがあげるって言ってんもん」と色々あった。結局は俺がもう1個ぬいぐるみを取ってきて替えてもらうことになったが、姪っ子は泣き出して「もういらない」と言った。

別の機会に音楽仲間の友人のコンサートに誘われたとき、いや、コンサートなんて上品な響きだと誤解されるからナイトクラブの催し程度なんだけど、そんときちょっとお金がなくて「行きたいんだけどちょっと苦しくて」というと「友人の招待で入れてあげるから」と言われて信じてチェックの時に「友人です」と言ったら入れてもらえたのに、出場する時に「この人チェックがありません」と言われて恐いお兄さんが出てきたけど「まあ、いいんだけどな!」と言われてそれからその友人と連絡が取れなくなった。

そういうことが起こる前は俺は清廉潔白なつもりでいた。だけど、だんだんと誰の罪か分からない罪なのに濡れ衣というか「ちょっと湿った衣」をいっぱい着せられるうちに自分は清廉潔白で悪人は裁くべきというような価値観では無くなった。

それでも、世の中には清廉潔白を貫いているアッパークラスは存在して、もしかしたら影で悪いことやっていても表層的な付き合いではそれは露見しなくて、そういう人々からすると俺はちょっと汚い、危なっかしい存在に思われるように堕落してしまったかもしれないなと思う。