昨日の自分に怖気づく

シューティングのスコアというマイナな趣味でも、長いことやっていると良いこともある。もう飽きてやり尽くしたと思っているようなゲームでも新しい発見をすることがあるし、いわゆる積みゲーという買って遊んでいないゲームの山が引き篭もっている間に全部クリアした達成感の勲章みたいに見えることもある。

そんで昨日は久しぶりにゲームで武者震いがした。戦争に出たことはないので本当に武者震いなのかは分からないけど、今まででいちばん残機とボンバーを残して最終面に到達した時に膝がガタガタして貧乏ゆすりみたいになって部屋が寒いのもあったけどかじかんでるわけでもなくて画面が何だかいつもよりクッキリ見えて、いつもやられるボスの攻撃を気付いたら避けられてる。ハイスコアが出た。

そう、昨日はそれで良かった。

だけど、その昨日にゲームを片付けてギターの練習もした。ゲームよりはと思って始めた趣味のひとつで、ちょっと弾けるようになったせいで自身がついた部分もあんだけど、ちょっと弾けるようになったから分かる高い壁みたいのが同時にあって、ギターを抱えると湧き上がるどうしようもない劣等感みたいなものが芽生えたんだ。

大抵のことは始めたすぐは上手くなって面白い。けど、今日はゲームをする気が起きない。昨日のスコアが高くて、運も気力も揃ってて今日何となく挑戦しても何も昨日の自分に勝てる気がしない。写真取ったので記録としては残せてるけど、今日の自分にはもう出せないスコアに思えるんだ。上手くなってさらに続けることで到達できるモノって普通の下手な人になって落ち着こうとする重力みたいなものに逆らって飛ぼうとするのに似てる気がする。

それ以前までと比べてみると、ちょっと高いところで安定してるかも。そんなに言うほど上手くなったわけじゃなくて、同じようなヘマをしたり上手く行ったところで大したことなかったりしながらもアベレージで見ると良くなってるかな、って程度のちょっとしたこと。

ドラクエみたいなゲームだと敵を倒せば倒すほどレベルアップして強くなってセーブも出来て下がるってことはないけど、やらなかったら鈍るしやり続けても疲れる。

その中で、武者震いがするほど上手く出来た後に昨日の自分に怖気づくようなこの感覚は安心感というか満足感みたいなものなんだよな。

そりゃまあ、満足しちゃったらそれ以上は伸びない。当たり前の話だ。ただ、1回上手く出来たってので満足しないで何度やってもブレずに上手く出来るってのは今よりもっともっと高いレベルに上がらないと出来ないだろうから、取り組み方から見直さないといけないかなって振り返って準備を始めるか、ここいらでもう休んじゃおうか、ただ何の準備もなしに「出来た」と思ってもう1回やると多分出来ないんだろうなって抵抗があるんだよな。

次にもっと上手く出来るのまで、満足を捨ててまた挑むっての、「ちょっと許してよ」って、思っちゃったんだ。

レコード聴きながらコーヒー飲んで、今日の気持ちだけブログに書いて残しとく。