DNA以外にも遺伝する要素はあるんだって

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精子が出るようになる高校生の頃から「遺伝的要素のDNAって後天的に変わらないって言うけど、それってもう第二次性徴期まで育っちゃったらいつ交配しても、たとえばジジイになってから出来た子供でも18歳で出来ちゃっても子供の特性って同じなの?」と疑問を抱き続けていたが、なんでもDNA以外にも遺伝的要素があることが近年ドイツで分かったらしい。もっと詳しく知りたけりゃググって読んでくれ。

それが分かったからどやねん、というと論文って先行研究の論文が拠り所になっている枝葉の研究がたくさんあるので、根っこの方である「遺伝するのはDNAの塩基配列だけ」という部分が違っていたとなると科学界全体に波及効果を持つと考えられるのね。それで出世した人なんかは自分の研究の種になっている仮説が間違っていたとなると地位や信用に関わるので、そういう話が出たとしてすぐには大発見として波及しないって性質があるんじゃないかな。

どちらかというと、新発見があったことよりどうしてDNAしか遺伝しないというビックリドッキリ豆知識がさも当然であるかのように扱われてきたかって不思議の方に興味があって、研究者で種になる成果を残す人ってほんの僅かで、ほとんどの人は先行研究の論文を読んでそれが確からしいとなるとそれを種にして本を書いて論文ではなく読書で知識を得る人に広めていって、やがてはそれが世の中の考え方になっていくからだな。

面白い読書と違って論文を読んだら「こんな限定的なことしか分かっていないのか!何の役に立つんだ?」と思うようなことですよ。間違ったことは言えないと思うと、本当に限られた範囲のことしか書けないわけで、それに社会性を持たせるために書かれた本にみんなは騙されるんだよな。


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