現役ゲーマーには当たり前かもだけど攻略というか解説を

EVO JAPANのぞきみ観戦DAY2はカプエス2のベスト4とヴァンパイアセイヴァーの決勝を見ました。あと、ストVをたった1試合だけたまたま見たのがウメハラがガイルで誰かの春麗相手にルーザーズに落ちるとこでした。明日は復活劇が見れるのかな。

カプエス2はライさんが準決勝でAベガの前キャンサイコ空中JD空中投げってシーンがハイライト。どう解説して良いのか分からんくなるくらいカプエス2のベスト4はレベル高かった。日本独特のガラパゴス。海外遠征に行くと色々なレベルの人がいるので、そこで勝つプレイヤーは下手な相手でもねじ伏せる正論の勝ち筋を通してくるんだけど、身内読みが入った深読みが刺さったカッコイイ展開は特に日本の持ち味だよね。それを海外でやるとしゃがみガン待ちにひとりで暴れる結果になったりするんだけど。ハマってた。

セイヴァーは解説できるところだけ解説しておくと、kajiリリスはしっかり守ってしっかり攻めた。文句なしの動き。負けたやつらには文句あるけど。

「期待値」とか「確率」って言葉が格闘ゲームにしっくりこないと思う人はいる。多分、たくさんいる。8方向レバー6ボタンで自在にキャラが動くゲームにどうして確率や数式が出てくんのかと。

だけど、考えてみて欲しい。普段の立ち回りの中には無数の展開の可能性があるんだけど、例えばサスカッチが相手に近寄った。ショートダッシュ中パンチからのチェーンコンボとしゃがみ小キックからのチェーンコンボ、またはしゃがみ強キックなどでガードを揺さぶってくるとする。あるいは投げに来るかもしれない。

ここで、地上で立ちガードかしゃがみガードで凌ごうとするなら、それは賽の目の半丁のごとく2分の1ではないかもしれないけれど、敢えて2分の1の確率で喰らうと仮定しよう。立ちガードだとチェーンコンボかしゃがみ強キックを食らう。しゃがみガードだとショートダッシュ中パンチからのチェーンコンボを食らうから立ちガードよりさらに痛い。そして、仮に確率2分の1としてチェーンコンボとSD中パンからのコンボを足して2で割ったダメージを食らってしまうとする。

では、そこでガードをあきらめてバックジャンプして空中ガードで逃げるとどうなるか。地上で受けるとコンボを2分の1で食らうわけだからそれを期待値として、空中に逃げてコンボ始動技をかわせたり、もし読まれたとしても立ち中パンチなどの牽制技を食らうことになっても後方に吹き飛んで離れて逃げれるので、黙って二択を受けるのは成功すればノーダメージだけど失敗すれば大ダメージ、期待値としてはワンコンボなのが逃げて牽制を喰らえば中攻撃1発で済む。

そう考えると、喰らいながら飛んで逃げるのは確実にダメージは受けるけど、安くて済むってことになる。そして、また仕切り直しになると自分が有利に択を迫れる機会が来るかもしれないわけで。

これがQBという二択の強いキャラを凌いだ勝因のひとつ。

もっと当人同士にしか分からない駆け引きや見どころもあるのかもしれないけど、セイヴァーの展開は早すぎて分からないって人は二択を地上で見切って凌ごうとするのを諦めて期待値の世界に入って割り切った選択をすると新しいゲームが見えてくるかもしれません。

まあ、21年やりこまれたゲームの稼働1年目で分かってた人は分かってたんだろうけど、言葉で説明する人はいなかった。つまり、理屈で攻略している仲間同士の中にこの期待値の理屈を理解できている人がいなかった。

この理屈のついででリリスという中段のないキャラが通常投げだけで相手を崩したのは、投げは安いがコンボは痛いので、3回、4回投げられてもコンボだけは喰らってはいけないところを、純粋に2択を2分の1で受けようとして刻みコンボをもらってしまったQB側の我慢強さがちょっと足りなかったのかなと見てて思いました。

まあ、このあたりは結果論だから何とでも言えるわけで、QBが我慢を続けたらリリスが6回投げたかも知れんしね・・・・・。投げを1回見せられただけで暴れてしまったんよ。ガードキャンセルアドバンシングガードを狙って喰らったのだろうけど、ちょっと崩れちゃったように見えました。

ただ「QBが我慢したらリリスが6回投げたかも」は本当言うとちょっと冗談で、1回投げて先に体力をリードしていたから、択を迫ってリスクを取る必要は無く、タイムオーバーまで固めるだけでもリリス側が勝つので、やっぱり何かでターンを取り返そうとした結果として技を喰らい始めたって可能性も否定は出来ない感じ。

セイヴァー現役というわけでもないのにEVO JAPANにかこつけて解説をしてしまいましたが、ミヤザワからは以上です。