「なあ、ミヤザワさあカプエス2の小小中ってどうすんの?」

格闘ゲームの腕前が海外で評価されて日本ではイマイチ、というか日本でも一緒にやっていた人からは適切な評価を受けているんですけど、2ちゃんねるとかで評価されたことはないってくらいの話なんですけどね。あんま国内で評価された感じはしないです。

というのも、周囲の人間の評価が低いんですよね。家族はゲームのせいで学校の成績が落ちたと思っていて、ゲームをしているということに対して評価が低いし、そのくせ俺がゲームを辞めて資格を取ったり会社勤めをしているとプロゲーマーを引き合いに出したりして、親兄弟から見て家族内いじめられキャラでしたから。

そんで同級生からの評価も低い。中学くらいから格闘ゲームでの対戦では負けなかったんですけど、何かとみんな忙しくなってやらなくなってからも続けて、そうなると昔に負けたのを根に持っているものだから応援に回るでなくゲーセンに居るのを見つけたら「おうおう、やってんな」と絡んで隣で見て「負けやがったザマァw」みたいな感じですよ。

それで「じゃあお前やってみろ」となったカプエス2でも2ちゃんでは下から二番目と票が決まっているブロッキングのPグルーヴなのに「ブロッキングずるい」とか言って負けを認めない。

一番驚いたのがEVO動画などが日本でもネットで観戦できるようになって海外の有名プレイヤーもジャストディフェンスとかオリジナルコンボを悠々と決めるのを見て同級生が「よっしゃ、じゃあ俺もやったるわ!ところでカプエス2の小小中ってどうやんの?」と聞いてきたんですよ。

たぶん、読んだ人には意味がわからないから説明するとストリートファイターIIターボで流行った「チクパン」という技があるんですね。

「チクパン」とはリュウケンのしゃがみ小キックからアッパーを連続技にするテクニックで、しゃがみ小キックはそれ自体出るのも引くのも速い技なんですけど、引っ込む動作の時に続けて小キックが押されると引っ込みをキャンセルして次の小キックが出るという仕様のため、連続ヒットする「小足連打」が出来るんです。

そこで6つあるボタンの同時をしをした時に動作がおかしくならないようにボタンの優先度がプログラムされていて、小キックから連打のタイミングで小キックと大パンチを同時押しすると連打のプログラムと同時押し制御のプログラムがかぶって小足払いから連打のタイミングでアッパーが出て連続技になるんですよ。

しかし、カプエス2でよく見られるリュウのしゃがみ小パンチ2回からしゃがみ中キックキャンセル真空波動拳というコンボはそういう裏技無しで、しゃがみ小パンチからしゃがみ中キックを2フレーム(30分の1秒)くらいの精度で目押しするテクニックなんですね。

それを「きっと自分が知らないだけで、みんなチクパンのようなずるいテクニックで連続技を決めているだけだろう」と推測している同級生の知識の浅い部分と、そういう風にしか負けていない、ストIIからストIIIとかSNKのゲームで培われた色々のテクニックをすっ飛ばして、中学の時と同じように同級生だから自分も勝てるだろうとナメられているのに、腹が立つより呆れてしまったんですよ。

「あのさあ、普通に小パンチ2回押して中キック目押せば繋がるんやけど・・・」「ウソや!教えろや!絶対ズッコイことやってるだけやろ!」「あのなあ・・・」

これで、話は噛み合うことはないなあ、何から手を付けたら良いんだろうと随分と長い間悩んでいるんですけど、動画取ってネットに上げたら見てくれる人は見てくれるので、今日のフィギアスケートで宇野昌磨選手の動画がジャンプばっかりで、ステップの部分が飛ばされているのを見ながら、フィギュアで金メダル取って毎日テレビでやっている人でもジャンプの4回転しか分からないわけだから、ストリートファイターなんてウメハラブロッキング動画でも分かってくれる人がいるだけマシかもなと思うようになったんです。

だからまあ、海外で評価されたことはむしろ国内では分からない部分を分かってくれる人がいる世界の懐の広さに感銘するべきで嘆くべきではないと思えてきました。