目標を決めないことで傷つかないように生きる

オリンピックで金メダルを取ったような人が本を書いて、普通の人がそれを読んで「自分にはとても出来ないな」と思ったり、やってみようとしていつの間にか忘れているとか、出来なかったことに傷つくってことがあると思うんだよね。

そこで大事なのって、たぶん多くの人が大きな目標なんて立てないでいるのは、そうすることで出来なかった自分に傷つくということがない、ある意味で賢い考え方をしているからなんだと思う。

子供の頃の夢を実現したとは俺は思っていなくて、ゲームが好きでゲームクリエイターになったけど会社のしがらみで思うように作れなかったとか、ゲームクリエイターになる前は建築や電化製品の開発職をしていて、そのときでも「いい仕事してるのに何が不満なの?」と聞かれると「ゲームクリエイターになりたかったんだよ」なんて返して「贅沢だなぁ」と言われたりしたもんだ。

「思考は具現化する」って本が売れて、望んで叶ったことは夢がかなって嬉しいけど望んでないことは実現しても叶ったという実感がない。「だから望め」って書き出しなんだけど、これはまるっきり反対だと思ったんだよね。

そんなわけで近頃は大きな夢を描くより、食事を買うのにスーパーに行ったらどら焼きやカステラを買ったり、雪の宿やピーナツチョコを買ったり、そういうことをしておくだけで何のイベントもない日々のコーヒーブレイクがちょっと楽しくなる。

そういう小さい幸せの積立貯金みたいなものが本当の平凡な幸せだと思って生きてます。