龍虎の拳2はじめました

過ごしやすい季節になり、畳の間のネオジオ龍虎の拳2をセットしました。
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本音を申せば「クソゲー」で一蹴なのですが、面白いゲームというのは自分の腕とほぼ釣り合っていて勝っても負けても理由がわかるような所だと思うんですよね。あとルールがちゃんと分かっているという前提も必要で。その点で龍虎の拳のルールってストリートファイターIIとそれのマネである餓狼伝説サムライスピリッツと違って、気力ゲージを使ったやり取りと操作系統の違いがあるせいでストIIさえ上手ければ同じ要領で越せるというものでなく、ほんのひとひねりだけど工夫が必要なんですよね。そんで対戦相手であるコンピュータが結構意地悪いと言うか。
言うなればストIIダッシュになってターボになって、餓狼伝説が2になってスペシャルになって、だんだんと相手が意地悪くなっていくのに付いていきながら友達同士の対戦も交えて少しづつは上手くなっていたとは思うんですよ。だけど龍虎の拳2のコンピュータってもうちょっと意地悪いと言うか。対戦によって友達同士のランクを競っていたときにコンピュータのほうが強いってとてもつまらない状況だったんですけど、そこは乗り越えないと友達のほうがコンピュータ戦が強くて、対戦では自分が勝っていると「キャラ差」とか「負けてやっている」と言われて苦しい立場になるんですよね。もちろん、言い返しようはあるんですけど、そうなると自分はコンピュータより強いと強弁することになるから。
まあ、ちょっとパターンを覚えていけばコンピュータにも勝てるようになって、だいたい1キャラ5回くらいで勝てるんですけど、ネオジオのクレジットは4コインなので、まずひとり目のリョウサカザキに全滅して、それを倒したら二人目のユリサカザキに負けるという。対戦にハマっていた当時はコンピュータ相手にコンティニューするのに台に100円入れるって考えられなかったですね。ストIIターボなら100円でクリアできる、その自分に対戦なら負かしてくる相手がいる、同級生は自分にストIIターボで勝つことは諦めているという状況でみんなが龍虎の拳2に行って、そこでコンピュータに負かされるというのは面白くない状況でした。ゆるくではあるけど、いじめられていたんですよね。今更なんだけどさ。
それでまあ、なぜ龍虎の拳2のロムカセットが家にあるかと言うとバイト時代に中古ショップに980円で龍虎の拳2が売られていて、これ確か定価3万円くらいするんですよね。あまりに安いと思って買って、しかしやりこまずに物置に寝かしてあったのが25年モノとしてヴィンテージとなり、良い感じに醸成されてネオジオに挿しても起動せず、端子を掃除して起動すると蘇るのは思い出。
なんか、今の自分からしたら丁度面白いんですよね。全キャラ自分でやってみて、自分なりの龍虎の拳2を楽しみたいと思います。


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