マナカーブを起点にMTGを真面目に計算してみた

今使っているデッキが60枚中土地22枚なので、土地を22枚から23枚、24枚、あるいは21枚にするとカードが揃う確率はどのくらいになるか、というのをナンバーズ(マイクロソフトのエクセル的な)で計算してみた。マクロを組んで、土地の枚数を変化させると他の計算が全部連なって動いて揃う確率が出るという仕様にした。
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こういう計算の怖いところは学校のテストなら答え合わせがあるけど、自分で何か目的を決めて計算式を組み込んでいくと、間違っていても誰からも指摘されることもなく、実験を繰り返しておかしいのに自分で気づくまでそのままになるところだ。
自作の将棋ソフト将棋ベーシックを組んだ時に局面の先読みにバグが有って、気づくのに1年くらいかかったこともある。学生の時に就職活動で組んだゲーム作品を30歳を超えてからようやく直せたおかしいと分かるけどどうやっても直らない仕様みたいのもあった。
そんで、計算したのは土地を何パーセントで引くか、というところまでで、使える手札を絡めるとどうなるか、まで考える前に先ず22枚程度では3マナ4マナを安定的に繰り出すこと自体が50パーセント以下の確率であることがハッキリと分かった。
マジックザギャザリングの大会では自分でカードをを繰るので、初手に必ず何かの手札を引くというようなイカサマを防止するために相手の山札をいくつかに分けて積み直すカットという操作をするのが一般的だけど、それ以前に土地と呪文がある程度まばらに散るようにカードを散らしてくることは反則ではない。
だから3マナ4マナが安定的に60枚中20枚で行けるのは3ターン目までに9枚引いて土地がデッキの3分の1で9割る3の3枚引けるという確率をまだ知らない小学校のような計算が成されているが、それが実際にまばらになるようにカードを繰ると3ターン目までに3枚引いてくるという事実になる。
ここで、その昔にローリーさんから教わった「デッキは2マナで動くように組むのが鉄則」というのもあながち間違っていないことが分かる。まず、自分のデッキがちゃんと動き出して相手が土地を引かないで手札を突っ張るとその時点で相当に有利になり、そのまま勝つこともある。だからウィニーデッキを作って相手のデッキを良く繰るだけで大した工夫をしなくても神の怒り型のパーミッションに勝つ確率もあり、京都の大会で強いと言われる青白黒コントロールにコモンウィニーで狙い通り勝てたこともある。
まあ、4ターン目に必ず神の怒りを唱えられるとウィニーデッキの勝ち目は薄い。しかし、確率的に考えて4ターン目に毎回必ず神の怒りを唱えることは出来ない。相手がたゆむことなく土地だけで4ターン目に4マナまで到達して神の怒りを打てるのは、繰る時にズルをしてデッキをまばらにしているからで、相手のデッキを良く繰るとまばらになったり偏ったりするものだから、偏り方によっては勝てるということ。
まあ、フェアにやっている人ももちろんいる。マジックザギャザリングの大会に参加する全ての人を責めるわけではないが、優勝デッキを見て、なるほどこれなら間違いないとか若い頃には発想や組み合わせ方が数学的に美しいとすら思ったこともあって感動していたが、実際に自分で大会に足を運んでみると、1000人のトーナメントで審判が10人いるかいないか。見ていないところでズルをして勝った後でふてぶてしくしている人なんかもいて、アレはちょっと認めたくないなぁと後日に友人とぼやいたりしたものだ。 近頃は安易にお金を使わないでネット副業で1円でも儲からないかとシビアになると、ブログに広告を貼るような行為にいやらしさを感じなくなり、それどころか電通組の先龍は「広告は社会を豊かにする」くらいまで言っている。賭博は違法と排斥してきた日本政府がカジノ関連法案を通すのだから、時代が変わったと言うよりは不確実なものが確実となった時にそれらは真理として社会に受け入れられるのだなと。
奈良のマジックザギャザリング大会加盟店は4店舗。これがどのくらいの浸透率かと考えても分からないが、実際に足を運ぶと1店舗8人参加とかなので、そこから冷静に推計を取ると10万分の1くらいの割合にしか遊ばれていない。ガンオタが読むホビージャパン誌に新しい趣味として広告されたものだが、あれ今から考えるとカードショップでなくJAROに走るべきだったなと。北米に旅行に行った時、全米で大ヒットしたはずのマジックザギャザリングのカードは自分が持っている以外どこにも見なかったな。
これが不思議と地元のカードショップに通って全国大会に参加すると自分の周りにはカードを持った人ばかりという状況になるから、その人の目から見た世界だけは騙し切ることが出来るんだよな。しかし、それに早く気付いても待っているのは退屈。ポケットのデッキで世界中のデュエリストと勝負できるって夢は俺の人生に彩りを与えてくれたって思ったこともあったぜ。