麻雀に強いとMTGに強いってホントなの?

中年になってくると若い時に師と思っていた人でも騙されたことあるなと思うものだけど、MTGとか麻雀という得体の知れない世界へいざなってくれた藤田剛史の存在は俺の中では大きい。繰り返すが自分が40歳にもなると若い頃の藤田剛史に「学生捕まえて麻雀で勝って威張るな」と思わなくもないが、親にコメは良く噛んで食えと育てられた俺にウドンもくちゃくちゃ噛んで食っていると「うどんってのは口にすすったら前歯でぷつっと噛み切ってそのまま飲み込むもんや」と親切に教えてくれたことは今でも良く覚えている。
まあ、話は幾らでもあるのだが本題に入ると俺は将棋から対戦ゲームに入って長考すると詰将棋のように何でも答えが出る派だったのが、藤田剛史によるとマジックザギャザリングは麻雀に強い人が強いという。
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運七技三と言われる麻雀であるが時々遊ぶケータイの麻雀の戦績が100局を超えたので、以前に3DSで打っていたものと比較した。麻雀格闘倶楽部も白虎マスターまで進んで辞めた。3DSでは上がり39%放銃13%でケータイは上がり46%の放銃5%とかなり良くなっている。
マジックザギャザリングはそもそもカードを買うのにお金がかかるので、麻雀とカルドセプトでお金を使わずに研究しようと思ってから3年以上経つ。マジックザギャザリングも参加を続ければワンチャンの可能性もあるが真面目にお小遣い帳をつけているプロの人は皆赤字だと愚痴っている。あるいは儲けを隠すため赤字とウソをついている説も考えられるが、そこは今は疑わないでおこう。
そして闇雲に試行錯誤を繰り返すでなく、計算しようと具体的に土地、マナ、ライフ、パワー、タフネス、ターンなどを考えていくと、自分の中にクリーチャー戦としてのゲームを楽しみたい部分と、勝つために割り切るべき部分がハッキリと分かれてくる。プロスブルーム、ネクロドネイト、モマのシーズンはMTGをやりたいとすら思わなかった。
反対に、成果を上げている人はつまらないシーズンと俺が思っているところでそのつまらないカードをキッチリ集めている。ゲームデザイナーの側としては発売から大会までに攻略されてしまうと失敗らしいが、そのシーズンに答えとなるデッキを持つことが出来ればそうでない人と明確に勝敗が分かれて、その少ない選手同士だけの戦いを制すれば良い。
そうすると、そこをつまらないと言って何が面白いかと言うと、風来のシレンが長く遊べるゲームだと喜ぶように、解けないから楽しんでいるのだなと分かるようになった。圧倒的に強いデッキのあるシーズンの答えはおおよそ知っているはずで、乱戦のシーズンこそが好ましいと考えてしまう。その考え方をあらためて、謙虚に自分は他の人と比べて抜きん出て強いわけではないので、デッキの差で勝てるシーズンはそれに乗じて勝ちを狙うという考え方にシフトしたら、そこで初めてワンチャンあるのかもだ。
しかし現在はほぼ全国民にケータイという形で同じ情報が出回っている。果たしてネクロドネイトの再来はあるものか。自分で考えるよりも人から情報を受け取って、その真偽をちゃんと見極められるか。既に取るべき戦い方は変わっている。
こうして自分が発信源になっている時点で既に何を目指しているのか、既に目指すべき所に到達してから一歩引いて戻りのもう一歩が本当に進めるのか、そのへんだと思う。


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