そういえば漫画喫茶の上に俺は住んでいたんだ

15年も前の記憶は無いのが健全なのか心的外傷のよる記憶喪失なのか分からんが、ふと俺が大阪にマンションを決めた時そのビルの1階が漫画喫茶だったんだよな。いまどき良くあるフリードリンクの漫画喫茶でなく、漫画喫茶自体がちょっと珍しくてオフィス街の中でちゃんとした定食が食える店で三方の壁がマンガの本棚で埋まっている。

それが気に入って少し高めの家賃を承諾したのが、退居したときはゴタゴタしていたが1階がゴルフ用品店に変わっていた。それで何だか情緒不安定になったんだよ。自分で漫画本を買うようになって少し思い出した。

俺は少年期はマンガ大好き少年だったが中でもお気に入りのドラゴンボールがピッコロを倒してもズルズルと続いてどんどんダレていくのに週刊誌をめぐる大人の事情を子供ながらに察してマンガを全部ひっくるめて嫌いだと思うようになっていた。そんでゲームをしてファミ通に載っている漫画本の「魍魎戦記マダラ」と「伝染るんです」の単行本を持っているという変なやつだった。

しかし家を決めるという大イベントで漫画喫茶の上を選んだのはやっぱマンガ好きだからで、あの店で焼肉定食を食べながら何冊マンガを読んだことか。

マンガ好きだけど集めると場所をとる、読み捨てにするのは何となく気が引けるというような物理的な制約があんだけど、タブレットで読むデジタルマンガは馴染まない。やっぱ雑誌で買って前後の話がぜんぜん分からない色々のマンガを同時並行的に読みすすめて来週を楽しみに生活する。このバランス感覚があれば人生の意味に迷うことは無いような気がするな。