早くお迎えが来ないかなと

将来どうなりたいと突き詰められて、答えは見つからない。

ずっと自問自答した。

学校で習ったことは哲学を極めると全部ウソに戻る。

目が覚めてみると、寝室の天井を見ながら今の自分は昔の自分から生まれ変わった子供の自分であるような錯覚というか、また新しい人生が始まるような感覚があった。

望むなら、まっさらな自分には成れるような気はしている。

まっさらの人生、真っ白なノートのような。

俺は何になったのだろう。これから何に成れるだろう。

だけど、目が覚めてみると隣におじいちゃんとおばあちゃんは居ない。

もし何でも叶うなら、宝くじに当たって家を建て替えるとか宇宙旅行に出るより、おじいちゃんとおばあちゃんが生き返って今の柱のそばでお布団を敷いて川の字で寝たいと思うようになった。

結局の所、自分の死を恐れるよりは、自分が生きている間に大好きな人に先立たれて、残りの命をどうやり過ごすか。お葬式では解決になっていない。まだ、俺はおじいちゃんとおばあちゃんの死を受け入れられていないのかも知れないな。