「動画化されたらおもんない」その真意は?

俺は重装機兵ヴァルケンのハイスコア全国1位を持っている。

子供の頃からの憧れだったが、そうなるために色々のものを犠牲にした。

だいたい、そんなものは金持ちの道楽である。暇人にしか出来ない。

バイトでもらった給料をゲームソフトに使って沢山のゲームを買ったが手軽に遊べるアクションやパズルをすることが多く、仕事の合間を縫ってロープレとかシミュレーション系をガッツリやることは珍しかった。ポケモンは出た時に買ったがアニメ化もされておらず交換する友達が見つからず、同級生には「今更そんな幼稚なの嫌」と断られ、流行ってからこっちが「もう飽きた」というとそれはそれで嫌がられた。

ゲーセンバイトの時給は当時のバイト事情としては高く、時給1000円貰っていた。そのカネをバイクや車に使う人を横目に子供の頃買ってもらえなかったゲームを中古で安く買い集めたものだから、それはもう信じられないほどのゲームソフトを部屋に溜め込んだ。それを知っているものなら「ミヤザワに任せておけば良い」となったが、就職後とか人間関係が変わってからその話をすると架空の自慢話と受け止められていたんだと想像する。

だからネットで画面写真などを見せても、知らない人にはなかなか信じられず、写真を他のウェブサイトから取ってきてアマゾンで商品を売るための広告ブログではないかと勘ぐられたりするものだ。

その中でYouTubeなどの動画サイトが出来たおかげで、俺は昔に撮ったハイスコアビデオをケータイで撮り直し、YouTube初期には5分を超える動画はアップロードできなかったので、ゲーム映像を細切れに5分ずつケータイで撮ってアップした。

すると返ってきたリアクションは「つまらない」であった。ギターの弾き語りも動画化したがこれは再生回数は多かったが罵倒されまくった。それでいちどチャンネルの動画を全て消して、罵倒コメントごと削除した。

それで、今になってふと思ったのがゲームのハイスコア動画が「つまらない」と言われたのが、動画サービスが始まる前のインターネットが活字で好きなこと書き放題なのに対して、俺が事実に基づいて書いていて、それを動画で示されたから「そんなこと俺たちには出来ないから、自慢合戦が終わってつまらない」のつまらないのか、それとも俺が先に思った「ゲーム動画が魅せプレイではなくスコアを取るために遠回りしてちょっとのボーナスを集める単調な動画だからつまらない」のか、どちらのつまらないなのか分からなくなってしまった。

受け手にとってはおもんなくてもマウントして自慢したら面白いかなとやる前は想像してたけど、そうしたことでツイッターアカウントやブログのコメント欄まで荒れたら、やってる側もおもんなかったんですよ。連絡先教えてくれたらVHSのビデオダビングしてあげますよ?それでアナタも全国1位。証拠にビデオをとっても俺が中学の時に俺よりちょっと上手かったやつが俺のほうが上手くなったと信じられずに「どうせネットで全国1位のビデオもらったんやろ?」と言い返してきて「もう目の前でプレイして見せてやるから俺の家まで来い」「イヤだ」それでそれ以上の話は無いんです。

そいつの口癖も負けたら「悔しい」ではなく「おもんない」で、いつも勝ちながらどこかで「ご機嫌取ってやらんとな」と思って煮え切らない気持ちで過ごしてた。だいたい、殺し合いではない勝負事って負けた方の嫉妬の感情がその後の人間関係にヒビを入れたりするから、勝手スカっとできる関係は厳しい稽古でスポーツマンシップを植え付けられた人間同士だけのものなんですよね。

それがない人間は嫉妬をあらわにして言葉で負かそうとする。それは結局実を伴わない自慢と勘ぐりの堂々巡りなんですよ。そして俺はゲームで勝ったら勝ったで「作ったやつのがもっと偉い」みたいなマウンティングされたからゲームプログラマーにもなったんです。そういう争いに疲れ果てて、いまはもう気を病んで病院でお薬もらって昼間っからぼーっとテレビ見て過ごしてますよ。清原さんみたいに覚せい剤までは行ってないけど、近いものはあるんじゃないですかね?

コレ読んだら「あっ、自分の書いたことやな」って分かるやつ、おるやろ?