テレビで東ロボくんの開発者が小学校教育に転身したのを見た

東大合格を目指すAI「東ロボくん」がセンター国語を苦手としているらしいが。

そもそもコンピュータが言葉を理解すると言ってもアスキーコードと文字画像がリンクされているだけの従来の実装では単語のアドレスと他の単語のリンケージしか現実として存在しないわけで、単語を理解させるには映像や音声を対外的に再生するのでなくメモリ上でなんらかの解釈として展開しないといけない。かなりハイスペックでプログラミングも鬼のように組み込まないとコンピュータが文章を語にして語から場面や感情を想像して回答するというレベルにはならないと思うんだ。何十年経とうがスペックが上がろうが、その気になってプログラムしないとパイソンで機械学習じゃーとか言っても多分無理。

語が他の語とリンクして語そのものの意味ではなく相関関係だけを学習して合っている言葉を見つけていくってのは知ったかぶりな人工知能じゃないか。

そういう意味で小学生にオセロを並べさせて語の意味を学習させる授業はオセロ6個で擬似的に8ビットマイコンのプログラミングをしている感じに思えたよ。

俺はコミュニケーションというのは一歩間違うと命令だと思っていて、子供に言葉で上手に物を教えると子供もまた大人を言葉で操ろうとして、大人の言うことは聞け、子供が大人に命令するな、という「しつけ」をすることになる。

俺の場合は姪っ子が上手に言えた時は生意気に思えても「はい」と言って言われた通りにすることで姪っ子もママの言うことを「はい」と聞くようになったが、俺がいなくなると家で後から口喧嘩ばっかりになったと伝え聞いた。きっと言葉だけじゃダメだよMEN&WOMAN

 

30代で絵心教室DSを大人の習い事としてこなした俺が3DS新絵心教室をポチるのに多分面倒がって投げるだろうなと思っている手前、コンピュータに語の意味を絵的に理解させるプログラミングは思考実験の対象にはなっても実装案はまだ全く思いつかない。だから単語のリンケージだけでもちゃんと東ロボくんを実装したチームに横槍入れるのはダメな気もする。なにから手を付ければ良いんだろね。

将棋や囲碁が指せるのは将棋盤や碁盤や駒や石がそもそも形骸でゲームとしては数的に表現できるものを取り扱っているからってのはあると思う。語の数的解釈な。そりゃ数学や物理が先に解かれるのは計算機として自然だわ。擬人化のアプローチはまだまだ始まったばかりなんだろうね。考え甲斐のある難題だ。

 

決して「文章の読解力がない」という問題じゃないと思う。語の理解が出来ていないんだ。かなり深遠な問題だと思う。命令なら理解というか実行できるんだけどな。