ケータイのカメラとファイヤーアルパカ

俺がプログラマーになったのは給料が良いからだ。

ついでを言うと絵がなかなか上達しないのにプログラムは基礎からやったのでどんどん上達して楽しかった。そしてプログラマーをしてスキャナやペンタブレットを買えば自分でもプロ級の絵はすぐに描けるようになるだろうと道具に幻想を抱いていた。

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しかし、今使っている道具といえばノートとシャーペンにサインペン。それで描いた絵をケータイカメラでフラッシュを焚いて真正面から撮影してフリーウェアのファイヤーアルパカで彩色している。下絵を写真に取ったものがブログに貼った写真である。

デジカメとマックは俺が学生だった頃と比べて10分の1くらいの値段で高品質のものが買えるようになった。あの頃に作りたいと思っていたゲームは全て具現化して、自分の想像力を超えてくるゲームが市販されている。

では、何のために絵を描くかというと子供の頃の自分が今の自分を見たらという「けじめ」みたいな話になる。小学校のときはよく鳥山明を真似して描いた。どれ以前はキン肉マンの「ゆでたまご」あたりか。少年誌の絵は子供が真似して描けるやさしい絵がウケることを狙ってそういう風に描く漫画家もいるらしい。

本当はシティハンターやキャッツアイのレオタードのエロいのが好きだったはず。北斗の拳も好きだったはず。ファミコンドラクエよりもウィザードリィが好きで末弥純のような絵が描きたかったはず。

だけど、鳥山明しか真似できなかったし、鳥山明を真似してく描くと「子供の割に」が省略されて「上手いね」と言われてそれで満足していた。

そのまま、あまり絵を描かずに大人になってしまった。文化祭のアクリル画や専門学校の2Dアニメーションに3Dモデリングは、多少は絵の足しになったが、自分でいちばん役に立ったと思っているのは絵心教室DSのレッスンだ。

それで、今朝から彩色をしていて、ようやく末弥純が射程距離に入ってきていることを感じた。だが、ノートには鳥山明のような絵を描いている。鳥山デッサン末弥塗りという合成獣を自分の絵に出来ないか。

まず、自分でドラクエのプログラムは全部組み立て切れそうだという目算はあって、しかし絵は原作のコピーを使っているので、そこをコピーでなく模写にすれば自分に対して何かの精算が出来そうな気がしている。

手元のノートに1日1匹のモンスターを描く。これが三日坊主にならないでいつまで続くか。当面の課題は塗りの色彩感覚をどうやって磨くか。絵心教室DSは色を先生が指定してくれるから上手く描けた気になる。けど、モノの色を自分で決めていくのはまだ難しい。

シャーペンで描いて、サインペンで清書して、ケータイカメラで撮って、ファイヤーアルパカで塗る。100円のノートに100円のペンに10万のケータイに10万のパソコン。それに無料のソフト。ケータイとパソコンは画材でもあるが俺の生活必需品でもある。

つまり、絵のために特別に使っているのはノートとシャーペンとサインペン。これで描くこと自体は子供の頃に散髪屋の待合で読んだ鳥山明のマンガ教室のやり方そのもので学校に行っても何も変わっていない。

多分だけど、勉強したほうが良いと考えている。ネットに情報は無数にあるが玉石混淆であるから濃縮した本や雑誌が欲しくなる。ここがお金の使い所になるのだろうか。あるいは貯金を続けながらゆっくりまったりあらゆる方法を実践するか。悩む。