夏の暑さにどうにかなってしまいそうな日記

俺は親父と2人で住んでいる。俺が店の建物の2階で親父が離れだからメシの時くらいしか一緒にいないのだが、ゴミ出しを親父がしてくれている。その親父は70歳でまあまあ元気だったのだが、先週あたりから風邪をこじらせている。

つばが充分に出ないらしく、柔らかくて甘いうな重だけは食べたのだが、それ以外は粥や茶漬けくらいしか食わない。

おとといの晩は親父は食わずに寝て俺はコンビニより近い料理屋でハモチリとだし巻き卵を缶ビールでいただいた。ハモの小骨を飲み込んだが、のどに刺さらなくてももしかしたら胃腸にも小骨は悪いかも知れないなと、ふと思った。

年寄りがくたばるのは夏の暑いとき、うな重やハモチリが最後のメシという連想をする。

昨日から親父は少し元気を取り戻したが、今度は俺にぎっくり腰が来た。前に整形外科で見てもらった時には椎間板ヘルニアに「なりかけ」だったらしいが「いよいよか」という不安で2階への階段の昇降でいよいよ腰が痛くなり2階の布団で寝ると動けなくなってしまった。

今度は親父に電話して2階に水を持ってきてもらう。そしてそれを飲むと小用をしたくなり、まだ布団で漏らしてそのまま死ぬのは嫌だなと思うと、腰痛をこらえてトイレまで起きる元気が湧いた。

もともと元気でもゲームするかテレビを見るかブログを書くかSNSくらいしかすることがない。昨日は死んでしまいたいとか楽になりたいとありもしない極楽浄土に自殺でポンと飛び込めるかのような想像をしていたが、生き地獄に思える腰痛もからだの動かし方に慣れれば、まあ付き合える。

昨晩は親父が食べれなかった昼飯のとんかつをレンジであたためて白ごはんと一緒に食べて、缶チューハイを台所で立ったままタバコを吸いながら飲んだ。

だいたい、振り返ると立身出世の夢が如くスーツを着てタクシーに乗って高層ビルでしかしやっていることと言えばパソコンいじりという。貯まったカネは女遊びで使ってしまい、夢であったか現実であったか、思い出しながらテレビで女を見て缶チューハイを飲みながらタバコを吸ってもそんなには変わらない。ケータイには女の番号がいっぱい入っていたが、店に行くのを辞めると、数回会っても番号を変えたりしていなくなってしまう。

夜遊びというのは怖いもので、黒いスーツを着て店で飲んでいると他の人が席の近くを通った時に女が「あー、ワタシも昔葬儀屋でバイトしとってん」などと言ってキョトンとして何いってんのこの女?と思って「俺は葬儀屋じゃないぞ?」「あはは、そうやった?」などとやり取りすると、あとで街の中で自分はIT企業のサラリーマンではなく葬儀屋か何かであるというような噂が広まっているのである。

それがあの女が聞こえよがしに言った意味不明のセリフと線でつながったのは既に何の立場もなくなってからである。酒屋の女も連絡は取れなくなっていくが、パソコン業界なんてのも技術が変わって不用品にされると昔お世話になった人に季節の挨拶など送ってみても、社名も住所も名刺交換したときとは変わってしまっていたりするのだ。

腰を痛めないように正座でブログを書いていたら、今度は足がしびれてきた。