メタセコイアの操作に慣れることにした

どこで諦めたのかも忘れたが、俺はCGデザイナになるのが夢だった時期もある。

子供の頃は絵を書くのが好きで、いつしかテレビゲームに夢中で、受験勉強で玩具を全部取り上げられて、高校卒業してゲーム機とテレビが有る部屋でバイトしながら夢中で遊んで、親にそんなに遊ぶばっかりなら学校でも行けと専門学校に行って、そこで出会った3DCGにひとたび夢中になったが、それらは全て誰かが作ったソフトウェアにブーストされた力でソフトのないパソコンで戦うにはプログラマーになるしか無い、みたいな進路選択だったな。

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しかし時は過ぎたもののプログラマーとしてCG関係のことが出来ているかと言うと、学生時代に使っていたソフトのより基礎的な部分をひとりのプログラマとして請け負った程度で、プログラマとして腕を上げるほどにもっと中核で基礎的な部分に細分化されて降りてゆく感覚。何かが違う。

完成品のソフトはもともと市販価格15万くらいでバイトでも頑張れば買える値段、同期はどうにかこうにか仕事について道具に投資して、今は何をしているのか分からないが、すぐに時代とともに新型に買い換えねばならなくなるので金が貯まらず自転車操業状態に追い込まれる。そういう意味で基礎のが強いと思っていたが、20年経ってみてメタセコイアの試用版と机のMacBookがいつの間にか学生時代のソフトと同レベの性能まで来ているではないか。

ただし、俺のモデリングレベルは学生時代からひとつも伸びていない。

まあ、ゲーム会社の下請けでゾンビとかモンスターを作るモデリング専門のデザイン事務所に応募したこともあった。当時の仕事の給料を聞かれ「ウチに来たら反対に給料下がるよ?」と言われ「それでもいいからやりたいんです」というと「よし分かった」とデザイン事務所の社長さんが声を上げて奥の方でモデリング作業をしているスタッフに聞こえるように「お前ら、給料下げたるからもっと頑張れよ」と言って笑った。

それから、だんだんと3Dゲームも割安になって買って遊んでいるだけで充分に面白く、「作りたい」なんて気持ちはいつの間にか忘れていたが、まあ暇はあるし今自分で予算を組んでソフトを自作でなく購入で賄えるものの範囲で、自室に3DCGスタジオを作るのも悪くないなと。

下請け事務所にいると恐らくメーカーのキャラデザさんが描いたイメージイラストが送られてくるのだが、そうでなく自分で作りたいものを決めて絵を起こさないと、写真のようにガンダムとかありきたりのものを作るハメになる。既に世の中の仕事は分業化で絵を起こす方とモデリングする方に分かれているのだが、俺んちで一貫制作するなら絵を起こさないと行けないわけだ。

そうすると、3DCGスタジオでなくマンガのキャラデザみたいな本当に子供の頃にやりたかった仕事はいつでも自分で意志を貫けば取り掛かれることになる。

あとは、やる気だなぁ。メーカーのキャラデザさんというのが俺にとっては偶像で、実際のところはメーカーには企画マンだけがいて契約のキャラデザさんがいるのかもなとふと書いてから思ってみたんだけどな。給料制でキャラデザに専念できるというような仕事が世に本当にあるのかどうかは分からない。