今日のマジックザギャザリング(期待値表で持論を裏付ける)

どうしてエクセルでデッキを考えるかと言うと、単色と多色、出やすい低マナ域カードと強力な高マナ域カード、アグロとパーミッションの押し引き、引合せのコンボと単体カードの強さなど、マジックザギャザリングのデッキ構築は表裏長短背中合わせのジレンマを生む構造で、議論によって、もちろんひとりの論考のみで答えは出しづらい。

しかし数字でハッキリと出せば、対戦を始める前の段階でのデッキ構築において自分なりの正しさを定義できる。ここで、こういう算段だからとハッキリさせておくと万が一負けても、それが運であると分かる。プレイミスがなくデッキ選択が正しくても、繰り方とカットひとつでデュエルは予測不能になる。

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今日のデッキを組むに先立って1枚のエクセル表を書き上げた。

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デュエルをしていると「平和な心」の白1マナがレベルアップなどとの兼ね合いで重く感じる時がある。「闘争の学び手」には白マナが必要で「平和な心」で除去に白を使うと束縛がきつい。また「天望の騎士」の巨大化と除去を同時に行うには6マナが必要になる。そこで、基本的に白赤2色であるものの、黒マナも出るここから黒マナひとつで唱えられる「血の復習」なら、上手く回ると5マナ域でゲームに勝てる。

しかし、現実的に期待値1枚となる土地配分では両者引かないで終わることも多い。

つまり、理想形で勝つパターンを組み上げるよりも、名勝負でなく他愛ない試合に思えるひとつの勝ちを取りこぼさないように計算しているから、それが印象に残っていないだけで、そうあるべき、それをこそ目指すべきである。

トーナメントに於いて5ターンと6ターンの接戦になることがある。だから上手く行けば5ターンで終わるようにデッキを組みがちではある。そこで、上手く行ったり行かなかったりを繰り返し思考の堂々巡りに落ちやすい。それは5ターンで勝つことのあるデッキが6ターンでも勝てない時がある構造だからであり、6ターンでの勝ちが堅いデッキなら、相手の不運に付け込む余地は十分にある。

自分のデッキにも5ターンの芽がある方が持ち物として賭けるに値すると考える人もいるだろう。それに対して、俺はマキシマックスでなくミニマックスを選ぶデッキ構築者であるべきだと考える。

ただし、マジックザギャザリングの歴史ではマキシマックスを選んだものが勝者になったというケースはある。それに対して、後を追って期待値で考えるのでなく、マキシマックスでシャッフルを練習するという手もあるだろう。それは確率に裏付けられたインテリジェンスとは呼べない。そういうものはデクスタリティと呼ぶ。