疑似体験で得られる満足が日増しに良くなってきている

大会に勝ち優勝カップをもらって仲間から称賛を受けて恋愛成就する。スゲー。

「ゲームの画面で疑似体験しただけで何を」と思われるのは承知の上なんだが。

あるゲームを昔に一度諦めて放っていたのだが、クリアに至るまでにただ何度もリトライするだけでなく種々のゲームで遊んで培ったテクニックが集結するような形で越せたので。

こと恋愛においてマンガやアニメに夢を見ている萌えとか腐女子みたいのとか、俺は同人物でなくそこらへんのコンビニや書店で売られている青年コミックでジェネリックに消化した。お笑い芸人バカリズムさんは「AV見た本数は経験人数」とかテレビで言っていたが、ありえない短期間でのラブストーリーよりは長編漫画のが腑に落ちる部分があり、何冊も読んだあとには確かな読後感が残っていた。

いままでのどんな漫画であれゲームであれ、疑似体験を目的に作られた部分はあるだろう。タイトルには「日増しに良くなっている」と書いたが、そうではなく現代にフォーカスして書かれているから受け取ってそう思うのかも知れないけど。

現実で誰かがサプライズでプロポーズを企む時にそのサプライズは非現実であるわけだから、シナリオライティングをしていることとなる。対して漫画は非現実だが、プロのシナリオライティングが現実とバシッとハマっていたなら、結果が求めているものと合致すると仮想体験としてその人の経験値となる。

特に俺の「シンガーソングライターになりたい」と思っていた頃の思いはアニメ「ラブライブ」を全話視聴することで完全にほぐされた。ハマれば楽しいんだろうとは思うが、なかなか導入部分に共感が持てて入っていけるアニメというのは探しても少ないんだが。


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