最近の就職戦線は知らないのだが

俺らの就職活動のときは学歴で選ばれるとか趣味欄で選ばれるとか伝説があって。

まあ、就職課の先生のコネで入れてもらえる会社があるので仲良くすると良いのですが、無駄に反骨精神があって、かといって自分で起業するわけでなく履歴書を送りつけるわけです。

その頃の常識として

「趣味欄に読書・スポーツ・音楽鑑賞はいけません」

「何故ですか」

「みんなするからです」

まあ、既に想像した方もいるかもですが俺は趣味欄に「読書・スポーツ・音楽鑑賞」と書いて何社か応募しました。

ところで、居間の趣味はと言うと「ブログ執筆・スポーツ観戦・楽器演奏」なわけで、この趣味の3本立てはマジで友達ができにくいです。誰でもするのはスポーツ観戦はそうだけど。

不思議だなと思うのは読書と音楽は鑑賞が一般的なのに、スポーツはする側ですよね。この三本立が普通というのが昭和後期に政治と経済が安定していて学校教育が心技体の育成に重点的で、それに対して大学教育を受けた知識人が財を成して、その後を追うように受験戦争があり、受験生が大手企業ばかりに応募して就職氷河期があるんですよね。

EXILEのHIROさんが野球のようにダンスリーグを作って、それがニュースで伝えられる時に出口戦略としてのインストラクターが職業のひとつとして広報されるように、スポーツでも受験でもそれさえ頑張れば気づいたら体力とか知識が付いていて、それを活かせる出口の職業があるというのは社会の責任だと思うんですよね。

特に社会責任というと、俺は就職してから梅田のゲーセンに集まるゲーマーにゲームの指導をして飯をおごってみんなも仕事がなくて全国大会を開催してくれていた頃はそれを目標に出来たけど、ゆるゆるとゲームが廃れて、ある日ゲーセンからも台が姿を消し、打ち込むべきものが無くなった時にカネを貸してほしいという相談を受けたりして、ゲーセンに遊びに来るのはその人の責任で、生活面まで工面してほしいと頼まれた時にはハロワ行くかタウンワークでも読めとなって、まあそれで良いとは思うけど、ゲームなんてものが残滓もないほど廃れてしまって指導とかしていたことすら忘れられたほうが責任を取るべき対象が減って楽だなと。

高校野球交流試合見てたらスポンサーがドコモ1本で、ソフトバンクDeNA朝日放送と仲悪いんでしょうか。解説の球界OBの人が「野球は続けてほしいですね、遊びの野球でも」というのは本当に球界がないと食えない人が出てくるからじゃって勘ぐったりもしますが。

特に体を鍛えて仕事がないなら管理職のほうが隊員より多い頭でっかちの自衛隊とか公務員ですよって感じもするんですけど。もっといい仕事あるから人気無いんでしょうか。


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