他愛も無い話であるけれど、トルネコの大冒険が面白いと誰かが言う。
それで、トルネコの大冒険を買って遊んだらつまらないと誰かが思う。
話を聞いて信じた方が、面白いと言った誰かに責任追及をできるか。
うかつにモノをすすめて、感性が合わなかったことは幾度もある。
だから、最近は何が面白かったとか、そういう話はやりにくい。
もちろん、話の論調を「面白いからあなたもどうぞ」という運びから、
「俺はこういうものが好きで、凝っている」という運びにするべきだ。
布教活動のようなことは、時としてありがた迷惑に感じられるだろう。
年収300万くらいのサラリーマンが小遣いで買ったゲームで遊ぶ。
1、2時間遊んで充分満足して「楽しかった」という。
それを独り言でなくTwitterで世界中に向けて発信する。
ひまでひまでお金がなくて1日中ネットにかじりついているニートが、
年収300万のサラリーマンの発言と知らずに同じゲームを買う。
暇なので1日中遊んだが3時間もやったところで飽きてしまった。
もう飽きてしまったが暇は続くので段々とゲームが悪いと錯覚する。
そして放った言葉は「クソゲーじゃん」「ダマされた」となる。
サラリーマンは騙すつもりはなかったが、アマゾンにリンクしていた。
この話は責任問題とすると双方に僅かに悪いところはある。
しかし、どちらも文字から受け取られるほど悪意的ではないのだろう。
ゲームは相当な高額商品であって、うかつに薦めるものではないのだ。
GREEやモバゲーならば、問題はなかったのかもしれない。
(当時には無かったものだが)
それで、マクドナルドの玩具を写真に撮って遊んでいる。
そうするとYahooオークションでマクドの玩具が高額出品だとか。
そんなことにまで責任は取れない。
責任が取れないならブログの運営も続ける体力が続きにくいものだ。
しかして、ブログを通すネットのみの人間関係以外にも問題はある。
マイナなゲームに執着していることをネットの拡散力で発言すると、
広い世の中同じような人に届くというネット特有の面白さがある。
それがオフラインの人間関係で奇異の目を向けられているならば、
ネットでの発言は僅かな賛同者が返信をくれたとしても、
無言の敵をたくさん生んでいるかもしれないし、それは計りがたい。
トルネコの大冒険3をときどき引き出しから出して来て遊ぶ。
とっくに飽きて仕舞ってあるものだけれど、たまだと新鮮味がある。
他にももっと面白いゲームはあるかもしれない。
持っているものの中で時折でも、もう一度遊ぶものは少ない。
33歳でファミコンから数えて500本ほどゲームを遊んだ。
コレクターと呼ばれるほど傾倒したこともある。
ちかごろは段々ゲームから離れていて、新しいものに詳しくない。
金銭的な問題からも付いて行ききれないと感じている。
ふと立ち寄った中古ゲーム店でトルネコ3は1480円であった。
マンガなら3、4冊買えるし、食費にすれば1日分以上あるだろう。
それが、自分以外の人にどう捉えられる値段であるのか分からない。
歳を取ってモノを知るほど決めてかかることが少なくなってゆく。
定理のように信じていたものの例外をたくさん知ってゆく。
そして、このブログを誰が読んでいて、どういう波及をするのか。
そんなこと、悪い方にいちいち心配してたら何もできないよね。
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