- 作者: 山口貴由
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2011/08/19
- メディア: コミック
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前作と言える「覚悟のススメ」は高校の頃に絵柄見て受け付けなくて、
今もそれはあんまり変わらないけれどベルセルクで耐性がついた感じ。
ベルセルクより覚悟の方が先だけど私に届いた順で逆さになってます。
マンガを読む時に小説のようなパッケージを期待していると、
連載の都合で話が横道に逸れるなど興味を失う要素がありまして、
それでマンガに対する期待度は個人的に低く設定していて、
結果そんなにまとめてマンガを読まない(週刊誌の立ち読みはする)
読むとしても絵柄を眺める程度でストーリーを追うほど巻数が伸びない。
そういう事情はあるけれど、けっこうなファン心理の持ち主で、
森博嗣を読んだら萩尾望都も全巻読むような行為が所々にありまして、
今回も誰の何とは言いませんがエグゾスカル零を読むに至りました。
書店を3軒ハシゴして諦めかけに近所の書店(マンガが多い)に
1巻が1冊だけ残っていて2巻はレジ前に3冊という販売状況。
アマゾンではなく本屋が潰れずに存続してる間は本屋で買いたい人。
それで、マンガのあらすじとして飢餓との戦いがテーマのひとつ、
その筋でニンテンドー64の罪と罰のルフィアンとの戦いを想起して、
生き残りがテーマだとやっぱりどこかに異性が出てきて結婚がオチに、
なんとなく、このマンガもそういう雲行きだと思ってしまいます。
そんな所で連想されるものが64というのもマンガ読書量よりも、
ゲーム消化量が圧倒的に多いからそういうゲーム脳になるわけです。
映画とか小説なんかで連想する人からは違う作品が出るかもだけど、
ここんとこ私の連想をおもしろがってくれる人がいたら有り難いっす。
食糧難と結婚の間に食料の解決が抜けていると気付いた方は正解で、
動物細胞は分裂によって生命活動を維持しているので答えに近い。
人類は農耕と畜産という生物の管理をして食料を確保してきたのです。
農産も花が実をなしてその種を植え、畜産も受精は必須の条件で、
あんまこう文字でストレートに言っちゃうと面白味がないかもだけど、
落としどころはそれしかないよなと思ってしまうわけです。
そうするとマンガの続きに対する興味は薄れて行きます。
マンガに対してそういう防御をしておかないと子供時代のように、
次の巻が出るまで気が気で無い状態になると弱い気がしてなりません。
(それも期待と言うひとつの幸福なのかもしれませんが)
話の落としどころ以外にマンガの魅力はいっぱいありますが、
マンガにはどうしても子供の頃の裏切られた感が強く働いて、
あんまり前のめりに突っ込まないような回路が出来ています(再三)
書籍代の出費は1160円で、値段分くらいは楽しめたかなと。
このしわ寄せが食費に行くとそれが飢餓の原因にて、え?