ゲームと競争の話

遠藤雅伸のゲームデザイン講義実況中継

遠藤雅伸のゲームデザイン講義実況中継

遠藤せんせいの本にゲームの要素として競争原理が上げられています。
点数や順位を競うのは、なるほどそれだけでゲームらしい。
しかしね、実際ゲームばかりやってるオッサンからすると、
ゲームの中での競争にムキになっている人というのは少ない。
オッサンも若いうちは真剣勝負をしていたのかもしれない。
しかし、勝ち負けに一喜一憂しているだけでは動機として弱い。
ゲームデザイナなんかより、遊んでいる人のハウスルールのほうが、
よっぽどゲームを楽しむために理にかなっていることが多い。
(ただし、お金を賭けた麻雀のルールだけは例外)
プロレスゲームなのに技をひとつもかけない戦略が強かったり、
カードゲームなのに怪物が1匹もいない戦略が強かったり、
作り手の意図しないような極端な戦法が強いゲームは色々あります。
それなら競争だから皆極端な戦法をとるかと言うと、そうでもない。
競争以上に求めてるものがあるから遊ぶ動機になるんじゃよと。
明確な落としどころをつけて説明できないけど、ゲームは遊びです。


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