- 出版社/メーカー: カプコン
- 発売日: 1998/12/23
- メディア: Video Game
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日本橋でバイトしてバイト代をほとんどゲームセンターとソフトに使い、
久しぶりに歩いていても自分は知らないでも知ってくれている人は多く、
こんなゴミで汚れた街をホームだと言うのはホームレスだけなんだけど、
まあアウェイかホームかと言うと奈良でゲーセン入ると不良の扱いされ、
ゲーマーにとってホームと言えば日本橋になるんじゃないかと。
それで欲しいものは少しあるけど見つからずメイドの多い裏通りを抜け、
日本橋と難波の境目くらいにあるハイテクセガアビオンに入るわけです。
アビオンの3階には昔ながらのレバーとボタンで遊ぶゲーム機が並んで、
子供の頃にこっそり行ったゲームセンターさながらの佇まいがあります。
例によってそこでカプエス2をガイル・庵・ザンギエフで遊びました。
そうすると乱入者が来て数回対戦したのですが、いの一番に負けたので、
もしトーナメントだと後から星を取り返しても負けているなと思います。
サガットもブランカもいないで対戦に勝つとそれはそれで驚かれますが。
そうしていると隣のZERO3の台でザンギエフが連勝をはじめていました。
Z-ISMなのでこれなら勝負になるかなとZのケンでザンギには勝ちました。
100円2クレジットなので2回遊ぶごとにキャラが変わって行きます。
人が変わってZのリュウを倒すと間髪入れずにV豪鬼が乱入してきました。
対戦しながら傍目にはいい勝負に映るかもだけど、相手が持て余してる、
そういう感じが伝わってきます。
こちらもクレジットが残っているので、一度乱入してキャラを選べます。
そこで好奇心でこちらもV豪鬼で入ってみたんですよ。
オリコンは見よう見まねで少し出来る程度だけど、相手にはなるかなと。
そうすると、相手のV豪鬼は水を得た魚のように動きが良くなって、
こちらがオリコンを出すと「後光り」と言われる返しテクニックを使い、
また「光らせ昇竜」なんかも飛び出して、梅原大吾さながらです。
「おいお前のやりたいのはこの対戦だったのか!」と驚きました。
スト2ロートルだと自分でX-ISM使っておいて相手のVに文句を言う、
そういう人の影響で僕も「弱キャラ相手にV豪鬼でボコボコかよ」と、
相手の事情も知らないで気の効かないことを言ってた頃がありました。
そうじゃないんだなと、街中のV豪鬼の若者はウメハラになりたいでなく、
ウメハラ対アレックスバイエみたいな頂上対戦に憧れてんだなと。
ところでロートルというのは年寄りと言う意味です。スト2爺と婆ね。
V豪鬼の同キャラをやってみると、対等だって観点から面白くもあり、
また負けた言い訳もできないという背水の陣の緊張感もまた新鮮味で、
それで負けたら「これは負けたな」と素直に引き下がるが得策かなと。
ここでズルズルとコンティニューして叶う相手でないのが分かるから。
日本橋で体験した意外と濃密な時間に満足して、たまにはありですわ。
スタバで380円のまったりを買うよりゲーセンでアツくなるのもね。