プレステでストリートファイターZERO3が出た頃でウインドウズは95。
インターネットは未知のワクワクに満ちていて掲示板やチャットは新しい出会いを作り、集合場所はいつもゲームセンターだった。
それからチャットや掲示板は荒らされた。出会いはヤクザの業者の売春窓口の代名詞になった。好きなゲームの掲示板は2ちゃんねるの落書きと何も変わらない状態になり、ハンドルネームで話していた友達はひとりひとりがネットで嫌がらせを受けた。
ゲームは今より下手だった。キャラクターを好きなように動かして、やりたいことがいっぱいあった。勝つためにはこう動くしか無いとしても、こんな技が決まったら格好良いだろうと夢を見てゲームをしていた。
そんなにモテなかったけどグループには女子もいて、ドキドキすることもあった。あれから小金を稼いでもう100人くらいと寝ちゃったけど、何も思わないで終わったりもする。好きな人なんていなくなった。かわいいな、と思うくらいで強く憧れたり、ヤキモチを焼いたり、ドキドキもしない。
なにから、どこから、今みたいになってしまったのか、いつも2ちゃんねるで悪口を言われて、それとは反対の方向を選ぶように生きてきた。
何もかもが変わった。
あの頃は良かった。