月に祈る

GLAYのHOWEVERはとても伝わりやすい良い歌詞だと思うんですよね。俺が高校の頃LUNASEAやGLAYを聴いていると親は心配だし叔母さんは「ホモなの?」とか言ってたんですけど、いつのまにか母親もGLAYのベストを買って「ハウエバーよ。これは良い歌やわ。あんたもこんなん歌いや」言ってたんですけど、やっぱり思春期を思い出すのは銀色のジャケットのグロリアスが入ったアルバムですね。お金に困った時にブックオフに売ってしまって手元にないんですけど、その中で「月に祈る」という激しい曲があるんですよ。この曲もハウエバーと言ってる事は似ているんですよ。


ハウエバーは「やわらかな風が吹くあの場所で」「絶え間なく続く愛の名を永遠と呼ぶ事が出来たなら」と風と愛と永遠を抽出してですね、月に祈るからこれを探すと「ガラス細工の風はいつもやさしい」「Woman貴女は永遠など無いといつか僕を困らせ砂漠の街に消えて行く」「窓を開けて夜を待ちながら愛になる」というふうに風と愛と永遠はちゃんと押さえられているんですね。こじつける気はありませんが、風と愛と永遠を歌うとある歌に対するアンサーソングのような含みがあると考えています。


J-POPの歌詞も色々の歌手の歌を詠み比べてみると流行歌に出題があると同じくらいの年代の歌にどこか答えのような歌があって、単に流行っているから被せた歌とは一線を画する要素があると思いますね。学校の国語の先生も万葉集とか教えるのやめてポップス勉強して欲しいです。


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