人工知能の導入は社会保障とセットで考えないとダメ

技術者肌の人は人工知能の導入による仕事の効率化を考えておられるかと思うのですが、それと同時に仕事がなくなった人をどうするかという政策課題も誰かが考えないといけないわけで、いくら資本主義だから機械に仕事を干されて自己責任てのは厳しすぎると思うんですよね。

技術的なハードルが高くて後継者のいないで困っているような業界にとって人工知能ってかロボット技術によるサポートってのは必要だと思うんですけど、単純に人件費より機械代のほうが安いからってコスト的な面からの人工知能の導入って、結局人にしわ寄せが行くじゃないですか。

経営者目線という局所で見ると機械にさせたほうが儲かるし、機械メーカも儲かるけどバイトすら見つからないって貧困層が出来る恐れもあるわけで。社会全体としてみて機械の設備投資は機械を作る雇用を生むから良いとして、運用段階に入ったら雇用のない人に対する社会保障は必要なわけで、機械代を払って社会保障を税金から出すと長い目で見ての損得がどちらになるのか、人間が簡単に出来る仕事は長い目で見て人間を雇ってやったほうが得ではないのかってのが昨今の人工知能ニュースの落とし所かなと。


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