今日のカルドセプト(普通にカンブック組んでみた)

ジェネラル・カンは三国志関羽をイメージしたカード。

カルドセプトは対戦攻略が進むと守りが強い」というのが一般論で、根拠として領地とクリーチャの色が合っていると地形効果が得られるので侵略側は基本的に武器を使わないと落とせないというものですが、攻撃力青天井のジェネラル・カンならゲーム後半には武器を使わなくても相手が防具を使わないと守りきれなくなります。

だから有利不利は多数決的に決まっているだけで、カンブックなら充分に張り合うことが出来るかなと。少なくともコンピュータキャラ相手は攻めても十分勝てます。

「対戦を突き詰めると〜」という漠然とした考えはやられ方だけ考えてアレもダメ、これもダメとなりがちなので「今日は何をやってコンピュータをいじめてやろう」と考えている方が近頃は楽しいです。ゲームに強いってのを誰か他の人を負かすことで実証しなくてはいけないって強迫観念が無くなってきたんですよね。

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そんで前置き長くなったけど誰が作っても似たような落とし所になるのがカンブックの特徴で、何故ならジェネラル・カンの長所を活かそうと思うとHP50以上のカードから選択するので幅が狭く、パズルのピースを埋めるがごとくパイロマンサーとラルバとマスターモンクあたりがスコスコっと入って、ケツアルコアトルとアレスがちょちょっと入って、そこから残り数枚で個性を出す勝負になっていくのですが、今回は赤の最強カード候補であるサルファーバルーンをモリモリっと入れてみました。

バージョン1ではスチームギアとスピットコブラを入れていたのですが、あんまり効かなかったのでスフィンクスとソン・ギョウジャを入れてみました。

それと「守りが強い」がテーゼなのはガセアスフォームやカウンターシールドにホーリーグレイルという無効化や反射が攻めに対して9割5分以上の防御率を持っているのに対して攻めでそれを落とせるのがフュージョンとブラックオーブくらいしかないのが理由です。

カウンターシールドは9割5分のカードに強いのにブラックオーブが有効になるカードって5枚くらいしか無いんですよね。それでも、螺旋のてっぺんにブラックオーブがあることは否定出来ないんですけど、ジェネラル・カンはブラックオーブを使えないのでいかに相手にアイテムを打たせて使い切らせるか、シャッターなどで壊すかという細い線を通して勝つことになるのかなと。

線が細いということは確率的な話をすると不利なのですが、それを通して勝ったら「上手い」なのか、確率的に高い方を取るのが「賢い」なのか、俺の生きてきた世間では「賢い」は褒め言葉でなく「ずるい」という意味の否定的なニュアンスを含んでいるのですが、まあ人の評価ばかり気にせずジェネラル・カンの攻撃力が上がってペトリフストーンを使った相手を石の上からぶった斬って「気持ちいい!」となったのは確か。

それで問題のスフィンクスですが、確率的に25%以上の相手に有効で残りの75%に対しても無効というわけでなくカード1枚損した後はゴーレムより強いのでアリかなと。

しつこく続けていると、長所短所を比較する時に箇条書きでなく円グラフのように考えるようになって、同じ長短ならより大多数のその他の相手に有効な方が強いという論理で少しずつ答えが煮詰まってきています。「答え」と言い切って良いかは別問題ですが。

ブラックオーブに対策したいからとダイヤアーマーを使う例を見ると、なんか1周回って損してるように見えるんですよね。だからカウンターシールド4枚が最近の結論。

カンブックだからダイヤアーマーでも攻撃力アップと差し引きで先制迎撃を睨めるのか、そこら辺まではまだ想像で実戦で詰めたわけではないのです。

拠点を落とす唯一の方法がニンジャフュージョンの時にニンジャを守る術が無いと結局移動侵略などで取り返されるので、そこにすかさずインフルエンスを打てるか、ニンジャを守れるか、取り返せるかあたりは中盤以降の手札管理で決まることが多いので、そこまでもつれ込むレベルでも腕の差は結構出ると思うんですよね。

ただ、あまりカードの全容を知らない頃にガルーダとブラックオーブでリフレクションブックがコテンパンにやられた敗戦の記憶だけが鮮明で、もっとたくさん勝っているのに逃げ出した1匹の羊が囲いの中にいる99匹の羊より大切に思ってしまうという聖書の心理にハマっているのかなと。和訳すると逃した魚は大きい。

ネット対戦が廃れた今、コンピュータ相手に勝てれば充分だけど、まだ考えちゃう。そこはゲームの攻略ではなく負けをやたら鮮明に覚えてそれに気を取られる自分の内面との戦いなのかも知れません。

それは子供の頃に通った近所の駄菓子屋ゲーセン「キューピー堂」のおばちゃんが「1回でも勝ったら勝ちは勝ち。同じく1回でも負けたら負けは負け」という論理でそれに俺が「麻雀は4人でやるので拮抗すれば勝率が25%になるはずで、それに対する大小で評価すべき」という論理を持ちかけているので、なかなか話が擦り合わないって悩みと根本的に同じだろうなと。

宝くじなら1回でも勝ったら大勝ちだとは思うんですけどね。俺って既にウォンテッド?


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