「赤坂ですか?」「けやき坂とか言ってたな」

ゼルダでホワイトソードをげっと、レベル2迷宮を発見。

銀河漂流バイファムを3話まで見て泣く。ラブライブサンシャイン3話でまた泣く。

欅坂46の動画を2年分くらい一気に見て盛り上がる。

あと親父がアイフォンに買い替えて設定変更を手伝う。など。

ドコモのCMは地味に面白い。欅坂46が流行っているから欅坂46が出てるという単純なキャスティングを楽しむのではなく、楽曲「ガラスを割れ」は飼い犬体質をやめてロックに生きろという楽曲をアイドルが歌っているものであるが、それをひふみんに誘われた堤真一サイリウムを持って「いいですねー」と太鼓持ちをしている可笑しさみたいのを数秒のコマーシャル映像から汲み取れるか、という。

ところで銀河漂流バイファムは46話あって1日3話ペースだと2週間かかる。しかし並行してラブライブサンシャインを見ているとラブライブ1期の12話はサンシャインの3話に凝縮されており、新しいアニメを積極的に見るほうが良いのかなとも。

利己的な遺伝子」が出版された後に竹内久美子の「そんな馬鹿な!?」を読んだか山口貴由の「覚悟のススメ」を読んだか、どちらか一方しか選べないなら。全部読んで原著も読むとひとつの情報のために2つの子情報に時間を奪われたことになる。

俺は暇人なのでファミコンミニゼルダの伝説をいまさら遊んでいるわけだが、新進気鋭のゲームクリエイターがスイッチのゼルダでなくファミコンゼルダを遊んでいたらダメじゃないかなって気はするよね。裏ゼルダには墓石を押したら下に階段があるとか木をロウソクで燃やすと階段が、壁にバクダンを仕掛けるとそこに抜け道がというような隠し通路の探索要素があるが、たとえば同級生30人クラス全員で手分けして道を探すとあっという間に終わると思うんだ。

それを「俺しかゼルダ持ってない」「俺しか解いたやついない」「攻略本は表しか買ってもらえない」「ファミコン雑誌に乗っているマンガは別のストーリー」という状況で育ったので、まあ俺のゼルダ体験というのは孤独なものだ。

近所に持っているものを探しても居なかったのだから、中学でそこそこ裕福なゲーム買ってもらった子どうして集まった時はスグに共通の話題ができたものだが、ゲームなどのオモチャの情報交換でつながっている以上は消費して情報源であり続けないと繋がりを保つのは難しいし、互いに自分が持っているものこそ至上と張り合ってケンカをしていれば遊び相手にあるが、交換すると互いに悔いたり損得が発生する。したがって俺たちは互いの持ち物を吟味しあって至上と思われたものは皆で共有するという方策を取ってきた。

だから俺のアイデンティティというのは面白いゲームを持っているということではなく種々のくだらないゲームを買いまくって面白いと思えるゲームを探してきたガラクタ王であるというところにあり、俺が既存のメディアから売れているものだけをかいつまむようになると俺のアイデンティティは失われる。

経済的に疲弊するとそういうアイデンティティは保てないので、辛い時は誰かに変わって欲しいと願ったものだが、もしそうなると俺は何のためにいるのか分からなくなってしまう。

そこで「裏ゼルダ」「バイファム」「ラブライブ2期」「欅坂」「ひふみん」などのワードが最近の俺のアイデンティティになるのだが、ネットにそれを公開すること、テレビで見たものを自分化することはマジョリティになるのでアイデンティティ足り得ないが、エリート意識を捨て平民意識を持つと自分はこれこれこういう所以で特別な存在であると思わず足並み揃えてみんなと同じことをやっている、みんなやっていることで自分がまだ出来ていないことは何か、みたいな尺度で見るようにもなった。

情報を隠して隠している者同士で芽生える仲間意識のような仲間の発生の仕方もあるかとは思うが、俺はどんどん自分語りをして自分がどこまで溶け広がるかのテストをしているのかも知れない。未来は分からない。


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